ツアマスのロケテストに行ってきたので感想と所感を徒然と
アイドルマスター ツアーズ(ツアマス)発表
2023年2月10日
明日から始まるMOIW2023にワクワクしつつ,副業後に前乗りのため新幹線に乗ったりTLでたまたま見かけたサクラコに一目惚れして前日から始めたブルアカで無事サクラコを天井したりとしていた中,何の前触れもなく大発表がアイマスのファン(プロデューサー)界隈を騒がせた。
アイマスの新しいアーケードゲームである『アイドルマスター TOURS』が発表されたのである。
内容としてはどうやら音ゲーで,最大の特徴は5ブランドのアイドルたちが一堂に会して歌って踊るという点。所謂みんマスということで,スタマスやポプマスという前例を鑑みたとき,一抹の不安がよぎったのは事実だ。
しかしながら,そんな私の不安は全くの杞憂であったことはMOIW2023を見ればおわかりのことだろう。アイマスは各ブランドがそれぞれしっかりと個性と独自性を持ちながら,それらが交わることによる化学反応は驚くべき爆発が生まれる。
PROJECT IM@S が 2nd VISION から 3.0 VISION に変わるこのタイミングで,みんマスのアーケードゲームを発表すること。それは,今のアイマスで原点回帰することにほかならない。各ブランドが持つもの,目指すもののベクトルは違うが,アイマスという根幹やコンセプトそのものは変わらないことを示すための意思表示。私はそう考えたしそう信じた。
ツアマスのロケテストがご用意されるまで
話をツアマスに戻そう。
ツアマス発表から3ヶ月後,いよいよロケテストの募集開始が発表された。
幸いなことに地元であるnamco名古屋駅前店でもロケテストが行われる。であればと当然のように申し込む私。
ロケテストの倍率はどのくらいなのか。私はロケテストに参加できるのか。実際にプレイしてみてどう思うのか。私がこのツアマスから何を感じ何を得ることができるのか。
申し込んだときには期待と不安に苛まれるものの,日々の本業と副業でそんなことも考える余裕も消えてしまった中,一通のメールが届く。
よっしゃぁああああ!!!
経験。それは,何ものにも代え難い価値だ。あの時あの場所でツアマスのロケテストに参加できたこと。それはいつかどこかで思い出として,あるいはプロデューサー同士の話のネタとして,私の人生のどこかで何かしらの影響を少なからず与えるだろう。現に,こうして私が筆を執っているのも,ツアマスのロケテストに参加できたからだ。
ロケテストに参加するまで
2023年6月4日
いよいよ私のツアマスロケテスト参加の日だ。
すでに秋葉原などではロケテストが実施しており,私のフォロワー様も次々とツアマスのロケテスト参加報告と感想をツイートしている。
そんなツイートを見ながら「普段は地元に不満はないし大好きだがライブやイベント,同人誌即売会がある時は首都圏在住者がめちゃくちゃ羨ましい」現象に襲われるわけであるが,少なくともツアマスについてはもう悩まされることはない!今日から私はツアマスのロケテスターだ!!
逸る気持ちを抑えつつ,私は悠々と自宅を出たのである。
余談ですが,その前日前々日は雨と風の影響で交通が大変なことになり,特に名古屋駅では新幹線や在来線の運転再開を待つ人でごった返したようですが,幸い私はその中の一人ではなく,また私が名古屋駅についたときにはそのような様子は一切ないいつもの名古屋駅でした。関係者の皆様本当にお疲れ様でした。
ロケテストまでは時間があったので,まずは買い物がてらに聖地巡礼。
その後,アイマスショップに移って写真を1枚パシャリ。
更にロケテスト会場に向かうエスカレーターの側でもう1枚パシャリ
そうこうしている間に時間となったので,いよいよロケテスト会場に向かったわけです。
そこにおりますは3台のツアマス筐体とスタッフの方々。そして,ツアマスをプレイしている同僚を眺めるプロデューサーたち。
実物を前にワクワクを抑えきれない中,ロケテスト当選メールと身分証明書をスタッフに見せ,いよいよ私のスタマスロケテストが開始されたのである。
ロケテストの感想・所感
さて,ここまで長々と私がロケテストに至るまでの過程を書かせていただいたわけであるが,いよいよここからが本記事の本文となる。今までは壮大なプロローグ。ぶっちゃけ読み飛ばしていただいて何一つ問題ない。
以下ではツアマスのロケテストに参加させていただき,ツアマスに対して感じたことや思ったことを率直に書き連ねていこうと思う。
ツアマスのロケテストを終えた感想として,一言で言うと「面白いが私がゲームセンターに通ってプレイするかは微妙」というのが私の感じた正直な気持ちである。以下,私がそう思うに至った経緯について述べる。
まずは面白かった・よかった点を3つ。
音ゲーとして面白い
アイドルたちの3Dモデルがきれい
カードのコレクション要素が高い
次に私がゲームセンターでプレイするかわからないと感じた点を3つ。
ゲームセンターでアイマスの音ゲーをプレイすることの意味
担当アイドルの有無
一度カードのコレクションを始めたら後戻りできない
以下,上記について1つずつ述べていく。
音ゲーとしておもしろい
私はTHE IDOLM@STER SHINY FESTAが初めてやった音ゲーといっても過言でなく,その後の音ゲー歴もデレステとミリシタ以外ほとんど触れていない。このため「右手と左手で異なることを行う音ゲー」というのは単純に新鮮だった。
まずは。と1番簡単な難易度の『ルーキー』でプレイしてみたが,それでもミスの連続。フルコンボを狙っていこうと思えばそれ相応の練習と慣れが必要と感じる。
一方で,左右の手で別のことを行うことによる脳への刺激は非常に痺れた。
今はわけが分からず混乱こそするが,ゲームをプレイしているという充実感がある。これがフルコンできたらさぞかし気持ちいいだろうなと直感的に理解したし,うまくなりたいとも思った。
アイドルたちの3Dモデリングがきれい
ある意味でデレステやミリシタ,サイスタやサービス開始予定のシャニソンとの大きな差別点であろう。
スマートフォンよりも大きな画面上に美麗で可憐なアイドルたちが歌って踊っている。しかも,その衣装やアクセサリーは後述するカードによって自由に変えられる。特に,アクセサリーについてはネコミミを生やしたり眼帯を付けられたりと,これまで765ASのアイドルたちしかしていなかったことを他のシリーズのアイドルたちでもできるようになる。これは非常におもしろい。
しかも,ツアマスは音ゲーとしてだけでなくライブ演出をするためのモードである『フリー』もあるので,このモードで思い思いの衣装やアクセサリーで身にまとったアイドルたちを自分の手でMVをつくることができる。さらに,ライブ中はスクショを取ることができるので『最高の1枚』を撮影しスマホやパソコンに送ることもできる。音ゲーとしてでなく,MV作成ゲーとして見ても非常に楽しい。本サービス開始したとき,私がツアマスをプレイするとすれば,おそらくこのMV作成に一番力をいれることになるだろう。
カードのコレクション要素が高い
ツアマスのために描き下ろされたアイドルのカードを物理的に持つことができる。
これは単純に嬉しい。SSRやSRが素晴らしいのはある種当然だが,RやNのカードもまた素晴らしい。特に,私が今回のロケテストで入手したカードでいうと……
ねこみみ(三毛)
この風野灯織,かわいすぎませんか?
その他にも,ミリオン界隈で話題になったスカートを敷かずに直接お尻をベンチにおいて座っている伊吹翼。
ツアマスはみんマスであると言わんばかりの赤の系譜,黄の系譜の2枚。
この他にも,ロケテスト時点で29枚のカードがあり,Twitterを見てみるとシークレットのそれはそれは素晴らしいカードがあったりと,例えツアマスをプレイしなくてもコレクションしたいと思わせるようなカードがたくさんある。これがサービス開始によりどんどん増えていくのだろうと思うと,自分の担当が来たときのことを想像し胸が熱くなる。
ゲームセンターでアイマスの音ゲーをプレイすることの意味
ここまではツアマスのよいところ,面白いところをあげていったわけだが,ここからはそれでも今の私がツアマスを積極的に遊ぶのは難しいなと思う点を挙げていく。
まず,一番のネックはツアマスは音ゲーであるということだ。
音ゲーとしては確かに楽しかった。おそらくやり込めばやり込むだけ,その楽しさは増していくのだろう。だが,アイマスは既に音ゲーに溢れている。確かに3Dモデリングはきれいで可愛いし,衣装やアクセサリーを変更できる点は非常に魅力的だ。フリーモードでMV作成に勤しむのもきっと楽しい。しかしながら,それが今プレイしているデレステやミリシタに取って代わるほどの付加価値ではない。
そもそも根本的に,私は音ゲーがそこまで好きな訳ではない。デレステもミリシタも,現状デレマスとミリオンの最前線だからプレイしているに過ぎない。もし仮に,デレマスとミリオンの新しい音ゲーじゃないゲーム(それこそ,シャニマスみたいなやつ)が登場したら,そちらを中心にプレイすることになるだろう。私にとってのデレステとミリシタはそのくらいの立ち位置なのだ。
仕事終わりや休みの日に,わざわざゲームセンターに行ってアイマスの音ゲーをプレイする。
それだけのモチベーションはおそらく私には保てない。
プロデューサーの友達と外に遊びに行った際,ついでにとゲームセンターに立ち寄って数プレイだけ友達とワイワイガヤガヤしながらプレイする。私にとってのツアマスは,おそらくそのくらいの立ち位置になると思われる。
担当アイドルの有無
私がツアマスをプレイする意欲が増さない最大の理由と言ってもいいかもしれない。
萩原雪歩
高垣楓
北沢志保
黛冬優子
私がアイマスのプロデューサーである理由――担当アイドルが,いつツアマスに実装されるか。これが私のツアマスへのモチベーションを上げるかどうかを左右するだろう。
ポプマスはこの点でまず躓いた。
萩原雪歩はいる。北沢志保もいる。だが,あと1人誰を入れるればいいの!?と本気で迷い迷った末に大石泉を入れたのはもう懐かしい話だ。
その後,結局割と早い段階でポプマスをプレイしなくなってしまったのはシステム的な問題もあるが,担当だけでユニットを組めなかったことも理由の1つだ。これと同様のことがツアマスに起こる可能性は十分にありえる。
まして,あの質の高い3Dモデルをサービス開始時から全アイドル実装できるとは到底思えない。おそらく,本サービス開始から徐々にアップデートで新アイドルを追加していくこととなるだろう。そうなったとき,自分の担当アイドルがいつ実装されるのかは,ポプマスのサービス維持を含めて重要な課題点となっていくだろう。
一度カードのコレクションを始めたら後戻りできない
実は私はコレクター気質だ。ゲームではサブイベントも含めしっかり終わらせたいし,プレステのトロフィー機能は100%にする。本当であればデレステやミリシタといったソシャゲでも全カードを収集したいくらいなのだが,それをするためには石油王くらいの資金力が必要なので泣く泣く断念しているが,それでも,担当アイドルだけは全部集めることにしている。そんな私なので,カードゲームはデッキをつくって遊ぶよりもカードをコレクションしたくなるタイプだ。
そんな私が本格的にスタマスを始めたら何をするか?
――決まっている,コレクションだ。
間違いなく,音ゲーのスコアタやMVで最高の1枚をスクショすることではなく,カードをコレクションすることに熱中する。そして,この手のカードコレクションが非常にお金がかかることは周知の通りだろう。
ツアマスのカードをコレクションするほど今の自分に金銭的余裕ははっきり言ってない。じゃあコレクションしなければいい。と思われるかもしれないが,私は絶対に一度集め始めたらバインダーを全部埋めないと気が済まなくなる。
これに加え,ツアマスをプレイすれば必ず発生するカブりカード(ちなみに私は今回のロケテストで排出された15枚中4枚がダブった)を保管するためのストレージによる部屋の圧迫。カードを保護するためのスリーブ代など,いざコレクションを始めようとすれば時間・場所・金銭など様々なものが圧迫されることが目に見えている。
なら,はじめからコレクションしない。どうしても欲しいカード(担当のイラストカードなど)があった場合のみカードショップなどで購入する。
私がそう判断しても許してほしいと思う。
私がツアマスに期待すること
以上,私が率直に感じたツアマスのおもしろさとツアマスを継続的に遊ぶことの難しさを述べさせていただいたが,それでも,ツアマスならではの要素に期待してることがある。
それは,ツアマスでのオリジナル楽曲の定期的な提供だ。
つまり,ブランドの垣根のないツアマスから生まれたユニットで新曲を披露することを私は期待してる。
みんマスによる楽曲はこれまで,アイマスの周年記念やMOIWテーマソング,スタマスやポプマスといった節目やみんマスのゲームで発表されている。これを,それこそデレステやミリシタといったイベント曲ペースでみんマス楽曲をツアマスで追加してほしいのだ。
これは,ツアマスならではの要素になると同時に,アイマス楽曲の周期を早めることにも繋がる。つまり,特にデレマスで現在生じている「アイドルが新曲と新曲を歌うまでの間が年単位となっている」状況を解決するための大きな手段となる。
加えて,今後も行われるであろうブランド合同ライブにおいて,みんマスの楽曲が複数あれば,それが合同ライブの大きな目玉となる。
MOIW2023でも披露されたが,
如月千早,藤原肇,桜守歌織,緋田美琴 の歌うまユニット
各ブランドのキッズアイドルによるシン・U149
天海春香と天ヶ瀬冬馬のあまあまコンビ
彼ら彼女たちがブランドの垣根を超えたユニットとなり新曲を披露する姿を私は見たい!!
そして,この夢を実現する方法として,はじめからみんマスの音ゲーとしてサービス開始するツアマスによる楽曲提供はかなり現実的なアプローチだと思っている。
もちろん,私は残念ながら関係者ではないので言うだけの身であるし,現実的なハードルの高さはあるだろうが,それでも私はツアマスが持つ可能性を信じたいと思う。
最後に
2022年12月26日
アイマスは「PROJECT IM@S 3.0 VISION」を発表し,MOIW2023の開催により「2nd VISION」に別れを告げた。
アイマスは次の未来に向けて動き始めており,ツアマスはその象徴の1つとなるだろう。
いま現時点における私の率直なツアマスの感触はすでに述べたが,同時にツアマスに強い期待も寄せている。
これからのツアマスに,もちろんアイマス全体にも注目し続けていきたい。