Stage for Cinderella を悪用してみたかった
注意事項
当記事はアイドルマスターシンデレラガールズ(デレマス)の
シンデレラガール総選挙(特に,Stage for Cinderella)
アイドルのCVの有無
に関する内容となります。
当記事はあくまで私の一意見であり,同時に非現実的で感情的・倫理的に容認することが難しい可能性のある内容となっております。
一方で,デレマスが抱えている現状とその打開策について,現在の私が思い考えていることをしたためたものとなっております。
以上のことをご理解いただき,また紅木が変なこと言ってるな。くらいの軽い気持ちで読んでいただけますと幸いです。
最後に,デレマスにおける私の担当は高垣楓であり,綾瀬穂乃香にCVがついてほしいと切に願っているひとりのデレPであることをここに記します。
Stage for Cinderella を終えて思ったこと
プロデューサーの皆様には釈迦に説法ですが,Stage for Cinderella (SfC)とは2022年から2023年の間に行われたシンデレラガール総選挙であり,これまでの総選挙とは大きく形式の異なる形式で開催されました。
詳細は上記公式サイトをご確認いただければと思いますが結論として,このSfCで本選で1位となり,11代目シンデレラガールとなったのはイヴ・サンタクロースであり,彼女はプレイオフからの出場のためシンデレラガールとなったことでCVが付くことが決まった。ということもあり非常に話題となりました。
また,SfCでは各予選にて,
望月聖
ライラ
大石泉
の3名にCVが付くことが決まり,SfCによって計4名のアイドルにCVがついたこととなります。
また,2023年はアニメU149が放送され,同アニメにて古賀小春に新たにCVが付きました。
つまり,2023年8月31日時点で,デレマス 全190名のアイドルの内,99名にCVがついた(内定含む)こととなります。
一方で,未だ91名のアイドルにはCVがついていないこととなります。モバマスのサービス開始は2011年11月28日なので,デレマスというブランドが誕生してから間もなく12年が経とうとする現時点でです。
率直に思いました。綾瀬穂乃香にはいつCVが付くのだろう?と。
CV追加という現実
わかりやすくするために,2022年までにCVが追加されたアイドル95名(CVが追加されていないアイドルも95名)を基準とし,毎年決まった人数だけアイドルにCVが追加されると仮定します。なお,以降追加アイドルはいない(190名一定)とします。
このアイドルたちに毎年1人ずつCVをつけるとすれば,95年後に全員にCVがつきます。
同様に,毎年2人ずつであれば48年。3人ずつなら32年……と繰り返したときのグラフが下記です。
グラフだけではわかりにくいかもしれませんので具体的な数字として。
1人/年:2117年(95年後)
2人/年:2070年(48年後)
3人/年:2054年(32年後)
4人/年:2046年(24年後)
5人/年:2041年(19年後)
6人/年:2038年(16年後)
7人/年:2036年(14年後)
8人/年:2034年(12年後)
9人/年:2033年(11年後)
10人/年:2032年(10年後)
20人/年:2027年(5年後)
なお,これまでで最もCVが追加されたアイドルが多い年は2015年の24名であり,この年はアニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ』が放送された年です。
さて,ここ数年のデレマスはアイドルにCVをつけるペースが年3名から5名程度なので,このペースで行けば早くて2041年,遅くて2054年にデレマスのアイドル190名全員にCVが付くこととなります。つまり,30年以内には全員にCVがつくであろうという計算となります。
これは言い換えれば,
30年以内には綾瀬穂乃香にCVがつく
ことを意味します。
190名というのはとんでもなく大きな人数である。ということを改めて実感すると同時に,まずはこの事実を受け入れる必要があります。
じゃあ30年待てばいいのか?
30年。振り返れば一瞬かもしれませんが,これが途方もなく遠い未来の話であることは間違いないでしょう。
その頃にはデレマスが,アイマスがコンテンツとして存在しているのか。
いや,そもそも世界が,日本がどうなっているかさえ定かではありません。
そんな遠い未来のことを信じてただひたすらに待つ。など少なくとも私は考えられません。
また仮に,30年後に綾瀬穂乃香にCVがついたとして,それを素直に喜べるのか。という問題もあります。
それは,
アイドルは歳を取らないが声優は歳を取る
という残酷な時間という現実です。
綾瀬穂乃香が所属する代表的なユニット。といえばおそらくほぼすべてのプロデューサーが『フリルドスクエア』と答えるでしょう。
フリルドスクエアは,
工藤忍
綾瀬穂乃香
喜多見柚
桃井あずき
の4名から構成されるユニットであり,この内2023年8月31日時点でCVがあるアイドルは喜多見柚(CV:武田羅梨沙多胡)だけです。
武田羅梨沙多胡さんは年齢を公表していませんが,仮に20歳だとしても,30年後には50歳となります。
当たり前過ぎて何言ってるんだ。と思われるでしょうが,30年後に綾瀬穂乃香を含めたフリルドスクエア全員にCVがついたとして,そのときに武田羅梨沙多胡さんと一緒にフリルドスクエアとして楽曲を歌えるのか。もっと言えば,ライブに出て一緒にパフォーマンスができるのか。
この現実にも向き合わないといけません。
CVはただつけばいいというものではありません。楽曲ができてライブで披露されることを願っているのです。また,CVがつくことによって活躍の場が増えることを期待しているのです。
このことを考えれば,30年待つ。など私には到底考えられない選択肢です。
綾瀬穂乃香だけの問題ではない
そして,この話はなにも綾瀬穂乃香の,フリルドスクエアだけの問題ではありません。
ブルーナポレオン の
ニューウェーブ の
GIRLS BE NEXT STEP の
現時点でCVがない(内定していない)すべてのアイドルの問題です。
The clock of the cinderella never stops!
シンデレラの時計は決して止まらない!
ここ数年のデレマスにおけるキーワードのひとつですが,私にはこれが痛烈な皮肉にしかもう見えません。
時間は決して止まらない。
シンデレラにかけられた魔法も,いつかは12時を過ぎて魔法が解ける。
その「いつか」は,もう目の前まで近づいているのかもしれません。
なら,どうするの?
愚痴ばかり言っててもどうしようもありません。
目の前にある現実,いつかは分からないが確実に存在するタイムリミット。
これらを受け入れた上で,自分ができることをやるしかない。
では,具体的になにをするのか。考えてみたいと思います。
対策1:諦める
いきなり匙を投げました。
ですが,ある意味で一番健全かもしれません。
CVをつけるのはもう事実上不可能だと受け入れることも選択肢として十分あります。
諦めた結果として,デレマスのプロデューサーを辞めることもあるでしょう。別のアイドルを担当にすることもあるでしょう。
ですが,それを誰も否定することはできません。
私を含め,多くのプロデューサーは別に義務や強制的にデレマスに触れているわけではありません。
デレマスが,アイドルが好きだから触れているのです。
である以上,楽しみ方も好きの度合いも辞めるのだって全部自由です。
この自由は絶対に守られるべきものです。
対策2:総選挙を頑張る
もう既に頑張ってるよ!
という方はたくさんいるでしょう。
ですが,残念ながら数千万円を総選挙に使えるようなよっぽどのお金持ちでないのであれば,一人で頑張っても残念ながら意味がありません。
何人何十人という人間で集まって,組織的に頑張らないと総選挙で上位に上がるのは難しいでしょう。
その組織をどうやって運営するのか。
どうやって組織を拡大していくのか。
組織全体の総選挙へのモチベーションをどうやって上げていくのか。
総選挙で上位に上がるために,どんな戦略を立てて実践するのか。
仮に,思ったような結果がでなかったとしても,腐らずに次の総選挙に向け今回以上の努力ができる。
頑張るとはこのくらいのことが求められます。
これはあくまで組織の代表に求められる頑張りですが,その組織に入った人もまた,代表を支え組織を運営するために相応の頑張りが必要です。
それだけの時間を,モチベーションを,お金を,費やすことができるのか。その覚悟があるのか。
CVがついたらラッキー! ではなく,本気でCVをつけたいのであれば,私なりになどという言い訳をしてはいけない。
少なくとも,私の知り合いのプロデューサー(担当アイドル名は控えさせていただきます)はその覚悟を持って,組織の一員として総選挙に臨んでいました。
総選挙で上位に上がるとはそういうことなのだと,目の前で見せつけられた私としては,自分がいかに総選挙を頑張っていないかを痛感しました。
対策3:総選挙の制度を悪用する
ここでようやくタイトル回収です。
私の現状としては,対策1の諦めるに寄っています。
綾瀬穂乃香にCVはつけたいに決まってる。
フリルドスクエアがライブで歌う姿をこの目に焼き付けたいに決まってる。
ですが,それを実現するために心血を注ぐだけの覚悟は申し訳ないがない。
それが,今の私です。
ですが,この悪用については一考の余地があるのではないか。と思っている次第です。
シンデレラガール総選挙の悪用とは
やることは非常に単純です。
プロデューサーが自主的に,CVのついていないアイドルのみで総選挙を行う。
たったこれだけです。
しかしながら,これがもつ結果はすごいものがあります。
今回のお話におけるそもそもの問題は,アイドルにCVがつく速度が遅いことです。
であれば,CVのつく速度を早めればいい。
しかもデレマスは,ユーザー側にCVをつけることができるアイドルを決める権利を総選挙というかたちで用意している。
これを利用しない手はない。
それこそStage for Cinderella であれば,理論上最大21名にCVが付きます。
ここ数年,毎年最大でも5名しかつかないような現状で21名,実に4倍です。
シンデレラガール総選挙の形態が変わったとしても,CVの有無で完全に分離をする。といったことを運営が行わない限り,プロデューサーの意志でより多くのアイドルにCVをつけることができる。
おそらく多くのプロデューサーが思いついたことのあることとは思いますが,改めてこれを真剣に検討する段階にあるのではないか。と思った次第です。
繰り返しますが,これは本来のシンデレラガール総選挙がもつ「トップアイドルを選挙で決める」というコンセプトからは逸脱した行為です。だからこそ,総選挙の悪用なのです。
本気で自分の担当をシンデレラガールにしたい。と思うプロデューサーからすれば許されざる行為でしょう。
ですが,それを選択肢として検討する必要性が出てくるくらい,切羽詰まっているということだけはご理解いただきたいと思います。
最後に
デレマスのすべてのアイドルにCVがつくこと。
そのアイドル全員が歌う「お願い!シンデレラ」を「always」を聴くこと。
できればそれを,ライブで披露されること。
それはきっと,多くのプロデューサーの夢だと思います。
ですが,ほとんどのプロデューサーにとって,それは一番の夢ではない。
一番の夢は,
担当アイドルの出番がたくさんあること。
でしょうから。
これを否定することは誰にもできません。
というより,私だってそうです。
高垣楓にもっともっと出番がほしい。総選挙曲以外の楽曲を歌ってほしい。
綾瀬穂乃香にCVがついてほしい。彼女のソロ曲が聴きたい。
フリルドスクエアがライブで彼女たちの曲を歌っている姿を見たい。
これらの夢は,190名全員にCVがついてほしいことよりも,優先順位の高い私の夢です。欲,願望と言い換えてもいい。
そういったたくさんのプロデューサーの夢が集まって,いつかデレマスの全アイドルにCVがついたらいいな。
おそらく,ほとんどのプロデューサーはそう思っているのではないでしょう。
繰り返しますが,これを否定することは誰にもできません。
ですが一方で,その「いつか」がいつになるのか。ひょっとしたら,もう来ないかもしれない。あるいは,いつかが来たときにはもう遅いかもしれない。
たとえ頭の片隅にでも,そのことを残した状態で,今後行われるであろうシンデレラガール総選挙に望んでほしい。
これもまた,私の願いです。