オールドルーキー～姉崎火力発電所～

TBS系列で「オールドルーキー」というドラマが始まった。元サッカー日本代表の新町亮太郎（綾野剛）は37歳で選手のピークを過ぎていた。そこに、所属していたJ3サッカーチームの「ジェンマ八王子」の突然の解散が。スポーツ選手としてのセカンドキャリアとしての人生を描く◆プロスポーツ選手のセカンドキャリアについては、さまざまな機関が研究をしている。プロ選手は企業に所属しているケースが多い。バブル崩壊前であれば、引退してもそのまま社員として企業に残れていたようだ◆企業の経営状況が厳しくなった今日では、プロスポーツ選手が引退すると、契約した契約期間が満了すると失業。そして、再就職を探すことになる。プロスポーツ選手は、スポーツに打ち込んできたこともあり、半数の最終学歴が高校。これもセカンドキャリアである再就職を難しくしている要因の一つのようだ◆オールドルーキーのように働くのが東京電力フュエル＆パワーと中部電力が出資する発電会社JARAの姉崎火力発電所5号機である。同発電所の1号機から4号機はすでに廃止されている。その代わりに新しい1号かた3号機が最新鋭火力発電機として新設される計画である◆さて、姉崎火力発電所5号機。1977年に運転開始したLNG・LPGを燃料にする発電機だ。出力は60万kW。2021年5月から5号機と6号機は長期休止の計画であったが、この電力需要に対応するため、急きょ稼働を開始する◆発電効率などは最新鋭火力発電にはかなわない。しかし、電力をサッカーでたとえると、メンバーが足りない状態。とにかく、老骨にむち打って発電し欲しいものである。