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2024年のマリーンズを振り返る

昨年、ポランコ残留が決まったときに嬉しくなって、このようなエントリーを書きましたが、、1年後の答え合わせです。


1.まず最初に、、、

小川龍生選手、無視した形になって、すみませんでした!
あなたが、こんなにも活躍するとは、想像していませんでした。

小川龍生【2024年成績】
 119試合出場 313打席、63安打、四球30個、打率.241、出塁率.317

300打席以上立って出塁率.317 は、まずまず立派な成績です。
過去3年間通算で100打席以下・打率1割台の成績で完全に守備固め・代走要員でしたからねー、今年の準レギュラーの立ち位置は素晴らしい成長です。
数字だけでも成長は見て取れますが、彼の長所は、1打席1打席を無駄にしない、相手投手に1球でも多く投げさせる打席の粘りがとても良いです。
こういう選手は監督が誰でも使いたくなりますよね。来年は、ショートのレギュラー争いが期待されます。

2.捕手のレギュラー争い

今年は、佐藤都志也が捕手レギュラーを掴みました!

佐藤都志也【2024年成績】
116試合出場 452打席、114安打、45打点、打率.278、長打率.363

これまでも「打てる捕手を目指す」としていましたが、なかなか打率も上がらず中途半端な成績でしたが、、今年はほぼ捕手のポジションで打率 パリーグ4位と、一皮むけた感があります。田村と併用ですが、シーズン後半戦、田村はサポート役の立ち位置になっていました。
来年はホームラン10本打って、里崎賞(詳しくはYouTube「Satozaki Channel を参照」)を狙って欲しいですね。
松川は今年も一軍ではほとんど見ませんでしたが、年下の寺地も出て来て、来年は正念場を迎えそうです。

3.期待の若手枠はどうなった?

「数年前から優先的に出場機会を与えられていた若手選手(安田・藤原・山口)は優先期間が終わり、立場が厳しくなる」と予想しましたが、どうなったか。その3選手では、ようやく藤原恭太がレギュラーをつかみました!

藤原恭太【204年成績】
74試合出場 264打席、67安打、30得点、打率.290、出塁率.304 

オープン戦好調だったのに骨折で離脱、というアクシデントから始まった、今シーズンの藤原でしたが、6月末に一軍に復帰すると打順は主に9番を任せられ、上位につなぐ役割をつとめました。打率も8月の末まで3割をキープし、外野のスタメンの座をつかみました。

逆に、山口・安田は、今年は全く期待に応えることはできませんでした。
期待度がさらに下がることになると、いろいろヤバいですね。

4.ソト選手の加入で競争はどうなった?

新加入のソト選手はそれなりに良い活躍を見せてくれました。
ポランコ選手と共に、レギュラー安泰です。長距離砲を打てる日本人野手がいないので、、、それはどうなの?って話ですけれども。

ソト【2024年成績】

132試合出場 542打席、114安打、88打点、本塁打21本、打率.269 OPS.780

ポランコ【2024年成績】
118試合出場 468打席、101安打、60打点、本塁打23本、打率.243 OPS.778

外国人がそれなりに打って活躍するとそこそこ順位が上がる、そんな光景は、レアード・マーティンの時代から。
外国人頼みの打線は変わっていないので、長年の困った課題です。
ソト選手の、来年の契約もまとまったそうです!(10/23)

5.その他の『ご活躍』選手!

その他で目立った活躍と言えば、岡大海です。

岡大海【2024年成績】
103試合出場 420打席、104安打、打率.287、出塁率.373、OPS.806

毎年そこそこの活躍はするものの、レギュラーをつかみ切れなかった岡選手が、3年契約を結んだ今年、ついにセンターのレギュラー確保しました。
8月に肉離れで離脱してしまい、規定打席には到達しませんでしたが、プロ野球記録の8試合連続二塁打を決めるなど、キャリアハイの成績でした。

高部瑛斗【2024年成績】
76試合出場 287打席、78安打、37得点、10盗塁、打率.300

怪我明けの高部は5月に一軍登録されると、外野のレギュラーの活躍を見せ、7月は月間MVPを獲る活躍をみせました。しかし、最後は今年も怪我で離脱。。怪我さえなければー・・という選手になってしまいそう。

角中勝也【2024年成績】
84試合出場 217打席、53安打、20打点、打率.280、出塁率.361、OPS.774

荻野貴士【2024年成績】
80試合出場 213打席、55安打、25得点、打率.279、出塁率.321

ベテランの2名は、毎試合出る訳ではないのですが、要所で活躍してきっちりと数字は残しました。まだまだこの2人の力は必要な様子です。
荻野貴は試合の途中から出ることが増えたのが、今年の特徴です。

6.その他の「いまいち」な選手

藤岡裕大【2024年成績】
90試合出場 369打席、80安打、29打点、31得点、打率.256、出塁率.354

今年、セカンドにコンバートした藤岡選手。そんなに悪くもないですが、、可もなく不可もなく。怪我で離脱の影響もあり、今年も規定打席には乗りませんでした。彼はたまに休みを入れながらでないと、ダメなのかも。

■ これ以降は、成績を書き記したくないなーという選手 ■

・中村 奨吾、友杉 篤輝
2人とも120試合以上(400打席前後)出ているのに、打率が .234 と .206
4年契約2年目の中村奨吾は、ほんと2年連続で裏切ったシーズンでした。(年俸2千万円なら、特に文句もないのですけどね・・・)
友杉はまあ、まだ若いので頑張ってください。

茶谷 健太
吉井監督になって使われ出したユーティリティの茶谷。
去年は打率.284 と結果を出しましたが、今年は打率.167 と厳しい結果に。
ファームの試合と合計で年間100打席程度なので、実戦不足が課題です。

・和田 康士朗
和田も100打席以下で実戦不足が心配の一人。代走からの出場が多いのに盗塁数11と少ない・・・金子戦略コーチと合わないのでは・・?

さて、一軍にずっといた人たちの評価はこんな感じですが、ドラフト1位の上田希由翔も一軍で光る場面もちらほらとありましたので、来年の飛躍に期待です。

内野を中心に一軍にいまいちな選手は結構いるのに、下からの突き上げが少ないのは残念でしかない。。特に、安田・山口は、もはや崖っぷちですからね。


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