ある日突然その１

ある日突然、25年暮らした東京を後にすると思い立つ。2024年1月のことである。
横浜、沖縄、京都が候補に挙がる。引っ越し先を京都に決めたのは、京阪神のうち、阪神は住んだことがあるが、京だけはまだ1度もなかったという単純な理由から。
京都に住むならどこがいいか、青山から大津に引っ越す浜野御大の自宅に月1回ウェブアクセス解析データ報告の業務があったので、大津に近く、大阪に近く奈良に近い場所をGoogle Mapで探すと山科という場所が浮かび上がった。
引っ越し場所は簡単に決まったので、次は家探しである。
SUUMOというサイトに条件を入力すると即座に物件が10件ほどメールで届いた。仲介不動産屋は1番にメールしてきた不動産屋にして残りは断った。
不動産屋が送ってきた物件の内覧のために1泊2日で京都を訪れた。山科駅近の物件と琵琶湖湖畔の唐崎駅近の物件を内覧したが、唐崎には住めないが、山科には何とか住めそうだと思い、1件だけ再度内覧して決めた。
引っ越し屋は以前2度ほど頼んだことのあるところに頼んだ。東京から京都への引っ越しは1日ではなく2日かかるというので、先に京都のホテルに1泊して荷物の到着を待つことに。2月26日のことである。
翌日、荷物が着いてあっという間に運び込みが終わったが、片付けには1週間を要した。
3月に入って求職活動を開始。京都に来たらこれをやろうと思っていたことはなかったが、やっておきたいことがあったので、応募した。3社応募して1社面接で合格したので入社することにした。
かくして、就業継続支援Ａ型事業所でITを教えるという業務を4月1日から始めることになった。