2008~2009年瀋陽+丹東旅行(3)
丹東に「虎山長城」という、実に興味深いブツがあるとのことなので行ってみる。丹東のバスターミナルから1時間程度バスに乗って下車。
丹東の郊外、鴨緑江沿いにある、北朝鮮軍を壊滅させた韓国軍と国連軍の侵入を防ぐため(嘘)につい近年「完成」した虎山長城はその位置から万里の長城の東端ともいわれるというのは、いわゆる「歴史の捏造」という説もあるが、現代の戦争の役には立たないとはいえ現代が秦や明から続く一体の歴史時代として捉えれば、万里の長城の一部というのは冗談といえなくもない。
ただここが来訪に値するのは、そんな小難しい話よりも、ここのすぐそばに北朝鮮との国境があるから。こちらの方が冗談と思えるぐらいすぐそばに国境がある。別名「一歩跨」という地点には小さな小川があるが、そこが国境である。こちらの方が長城より数倍おもしろく、長城は国境展望台である。展望台から見下ろす光景は単なる農地であるが、人の行き来を許さない国境である。実際にはどうだか。知らんけど。
帰路は、流しのタクシーを捕まえて一気に街へ。断橋のそばにあるサファリパーク船乗場に着くと、同じ目的の日本人とそのガイドか何か少々不明な中国人と合流。なんでも船は客が少なくて出ないがモーターボートなら出るとのこと。でそれに乗ったのだが、ものすごい迫力。頼むから安全運航でお願いします。
続いてこのあたりにある「北レス」で一緒に夕食。料理のオーダーをお任せしたら、カキのてんこもり。カキが少々苦手な私にはちょっと苦痛だったが、こんなバカな写真を撮ることができた、頼んだわけではないが。