2005~2006年ソウル旅行
2001年の年末から当分の間、年末をソウルで過ごすことが続いた。近い外国なので「ちょっと行ってくる」という軽い気持ちで行くことができる。
しかしながらそうそう見どころがあるわけではないので、することはいつも同じ。今回は南北軍事境界線付近で北朝鮮が南に侵入するために掘ったという「第3南侵トンネル」見物に行く。
ロッテホテル内にある旅行会社で前日にツアーの参加を申し込む。そして翌日の結構早い時刻に集合し出発。
このトンネル、写真では地底の「北朝鮮口駅(仮称)」まで行くトロッコがあるが、昔はトロッコはなく、歩いて下り登りした。歩くのは結構しんどい。なので、心臓に障害のある人はトンネルに入れないという条件が付いていた。
ガイドから「今日は雪深いので、都羅山展望台は行けません」と言われていたが、「偉大なる首領様の陣頭指揮により、速度戦で雪を攻撃し、展望台に行けるようになりました!」みたいなことを言っていた、日本語がよくわからないので知らんけど。
韓国と北朝鮮との事実上の韓国側の国境駅である「都羅山駅」。今は単なる北端の駅でしかない。
板門店や南侵トンネルを見たあとにここ臨津閣に行っても、あまりありがたみを感じない。北朝鮮側にいる親族を思う場所とのことなので、韓国人的には大事なところなのだろうが。
かつてはここは板門店に行くゲートであった。今は都羅山駅へ行く線路が敷かれているが、昔はそこは道路で、板門店に行くツアーバスはここでチェックを受けて橋を渡っていった。
トンネルツアーから帰ってきて、まだ時間があるので、南山タワーに行き、ソウルの街を眺めながら「今年1年も無駄に過ごしてしまった」と沈んだ気分に浸る。
川を埋め立てて、その上に高架の道路まであったのを取り壊し、川を復活て公園を整備したのはなかなかナイスだった。
(2005年の)最後の晩餐。旅館のおばちゃんが作ってくれた。うま。
ソウルでのカウントダウン。北朝鮮の高官に言われなくても「ソウルは火海にな」っている。被害は「ミサイルの無慈悲な直撃によりダウンジャケットに穴が数カ所」。