さんぽみちの風景
朝のみちスイバ盛んに咲いている
黄菖蒲や水面にあさのひかりあり
黄菖蒲やため池は鳥たちもおらず
黄菖蒲やいつかやれそうな予感
黄菖蒲や妻との散歩の道すがら
黄菖蒲や水の鏡の向こうには
古池や道路の轟音のみ響く
アマリリス茎だけ伸びる不思議
エゴの花だれを呼んでいるのか
エゴの花山から連れて来られた孤独
街道の祝日の旗かしわ餅
サクランボくすりまかれているという話
サクランボ、ムクドリは人知れず食らう
夏みかんとりどりに咲いてみる
夏みかん大きく手を広げて
夏みかん果実のための花なのか
夏みかんただ咲きたいから咲いているのか