梅ケ谷駅のあれこれ、新型HC85系！
国道を少し曲がれば梅ケ谷、何となく気になる駅ではあった。
踏切を渡れば、南は熊野灘、そこへ行くには長い坂があった。
北側は山また山の曲道、伊勢から南へよく来たものだ。
トンネル抜けて、電車が来た感じ、ああ、ここはディーゼルだけど。
新型の南紀特急のようだ、デビューは七月一日というけど……。
試運転だろうか。お客さんは乗ってないのか……。
通り過ぎてくけど、中の人たちは見えなかった。というより必死になって写真撮ってたのか。
あっという間に通り過ぎていきました。まあ、そんなものですね。
1965年に、当時の建設相がここに碑を立てたらしい。何を記念したんだろう。
梅ケ谷という駅は、緑に囲まれた駅でした。地下からはい上がるようにしてホームに出ます。
これがホーム、すぐそばにR42があって、ビュンビュン過ぎて行きます。
これが句碑です。「牟婁越えてウグイス聞くや梅ケ谷」、紀州の殿様が参勤交代の時に詠んだ句だとか、そうじゃないとか。
この川は、伊勢湾に流れます。峠を越すと、水はすべて太平洋の熊野灘に吸い込まれていくのに。