春の名松線、奇跡の風景! 3 Hiroshi Kamitaka 2024年4月11日 11:27 三重県の真ん中、松阪市から津市の山奥の美杉町の伊勢奥津まで名松線は走っています。 山間の町を抜けて行くけれど、そんなに急ぐ必要もないから、割とゆっくり走っていきます。時間のない人は絶対に乗らないだろうな。でも、きつとここには何かあるんだけど。 田園の中、茶畑をかすめて、どんどん雲出川の上流を目指します。 川を何度も渡ります。まっすぐ川が流れてたらいいけど、川は地形の中で自分の道を見つけています。だから、鉄道は何度か川を渡ります。 途中で電車がすれ違えるところは一か所だけ、家城(いえき)という駅だけです。何てことなんだろう。まあ、こうして今の形ができ上っていきました。 上りが先着して、下りを待つことが多く、待たされた上りが先に出発します。そういうシステムらしい。 下りがやって来ました。この家城駅で何人か降りたら、あとはほとんど空気を運ぶことが多いようです。 終点の伊勢奥津では、春はハナモモとか咲いています。ピンクと赤に迎えられます。 春は、サクラの季節ではあるんだけど、花が散るとさびしくなってしまう。でも、実はいろいろ春は他の植物たちを元気にさせています。 柿の葉だって、信じられないくらいの新しい葉っぱをつけていたりします。 こんな、どこにも通じていない路線があったのだ、これは奇跡だ! そういうのを感じてもらえると、私たちはうれしいんです。三重県民もどれだけ乗ってるんだろうな。 #三重県 #名松線 #春の鉄道旅 3