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帰国でトラブル・・・イギリス・フランス5年間の赴任生活<第78話>
引越し作業はとても大変です。ましてや国際間配送です。
イギリスからフランスへの転勤の時には、要領がわからなかったので日本の大手の引越し業者に依頼しましたが、値段が高い割には仕事が雑でした。
そこで、今回はネットで調べて 日系ですがヨーロッパを拠点に事業をしている中堅の業者に頼みました。
若手の日本人男性がフランス人?(フランスへ出稼ぎに来ている労働者っぽいですが)数人を采配して てきぱきとやってくれました。
引越し荷出しは無事終了です。
私はまだしばらくはホテル住まいをしながら 会社で後片付けを続けなければいけませんが、家族は一足先に帰国します。
家族をマルセイユ空港へ送っていきました。パリ経由で成田へ向かい、その後 羽田空港からから九州の実家に行きます。
実家に到着した後、電話連絡がありましたが、ちょっとしたトラブルがあったとのこと。マルセイユ空港で大小二つのスーツケースを預けましたが、成田空港で小さいスーツケースが出てこなかったとのこと。一応 Baggage Claimへ紛失の申告書を出したようです。
後日連絡がきましたが、結局そのスーツケースはマルセイユ空港から出た記録がなく 紛失してしまいました。当然、航空会社からは賠償するとの通知です。
しかしながら、スーツケースの中身は、主に子供たちのイギリス・フランスの学校での成績表や思い出の品々などです。家族にとっては5年間の苦労の記録で、かけがえのないものですが、高額な金品ではないので賠償の金額はつきません。
というわけで、数年間の小学校での勉学の記録がなくなってしまいました。
概ね楽しいヨーロッパ生活でしたが、最後の最後に嫌な思い出が残ってしまいました。
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