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ニースはとっても良い町・・・イギリス・フランス5年間の赴任生活<第55話>

新しく住むことになった南仏地域についてちょっと紹介します。

地理

住んでいる町Aix-en-Provenceはマルセイユ(Marseille)の近郊にあります。
マルセイユから西の方には、ローヌ川流域の平野が広がっておりプロバンス(Provence)地方と呼ばれています。画家ゴッホで有名なアルル(Arles)や、橋の歌で有名なアビニヨン(Avignon)があります。
マルセイユから東の方にはリアス式海岸が続き、カンヌ(Cannes)、ニース(Nice)、モナコ(Monaco)という超有名なリゾート地があり、コートダジュール(Côte d'Azur 紺碧色の海岸という意味)と呼ばれる地方です。

こう書くと、とても素晴らしい場所に聞こえるかもしれませんね。
確かにバカンスで住むにはすごく良いところです。しかし、私の工場のように3K作業に近い製造業には適したところではないですが…。

南仏の天気

気温は東京と同じくらいです。
夏・・・とても暑いですが、湿度は日本ほど高くなく、蒸し蒸しとはしません。木陰に入ると涼しく感じます。
冬・・・日本の太平洋側と同じく晴天の日が続きます。毎日どんよりしたシトシト雨の降り続くイギリスとは大きな違いです。

ニース旅行

フランスへ引っ越してきて初めての冬休みに、コートダジュール方面へ車で家族旅行に行きました。ニースのホテルに泊まります。
確かに評判どおり、街並みは素敵で、冬にも関わらず海はコバルトブルー色をしています。

車で街中を一巡りした後、街並みを見ていたトモ(長男)が言いました。
「お父さん、この町はとっても良い町らしいね。」
「どうして?」と聞くと、
「だって、町のあちこちにNice(ナイス)、Nice(ナイス)て書いてあるよ!」

「ニース」のフランス語のつづりが「NICE」なのですが、確かに英語読みなら「ナイス(良い)」になりますね。

息子たちはイギリスで2年半ほど暮らして、やっと英語での生活がエンジョイできるようになったのに、今度はフランス語で苦労を掛けてしまうことになります。
なんとかフランスでの生活に馴染んでくれれば良いのですが…

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