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「スポーツを止めるな」活動の広がり

前回書いた「スポーツを止めるな」の活動について、今回はその広がりをご紹介したい。

「スポーツを止めるな」は一般社団法人となり、僕も共同代表理事の一人として、学生が夢を持ってスポーツを続けられるための活動を続けている。

一般社団法人「スポーツを止めるな」の大きな柱は「学生とリクルーターのマッチング支援」「学生とスポーツの永続的な絆作り」「教育プログラム」の3つだ。

「学生とリクルーターのマッチング」は、前述のSNSでの活動が「HANDS UP」というシステムの創出につながり、コロナ禍が落ち着いた後も続けていく計画だ。

「学生とスポーツの永続的な絆作り」は、過去の思い出の試合動画にアスリートからの解説・実況を入れてプレゼントする「青春の宝プロジェクト」だ。新型コロナウイルスの影響で最後の大会が中止になったまま引退を迎えることになってしまった学生たちも、これまでの試合に対して、トップ選手から「ナイスプレー」とか「今のプレーがあったからトライが生まれましたね!」とか声をかけられると嬉しいかなと思って始めた。僕らがお返しした解説映像の上映会を開催したくださった高校もあり、保護者の皆さんとともに良い時間を過ごせたというお返事をい頂いた。2021年もまだまだ、試合や合宿が無くなってしまった学生がたくさんいるので、引き続き実施していく予定でいる。

「教育プログラム」は、自身のプレーをオンラインでアピールするときに必要なSNSを中心としたメディアリテラシーや、学生キャプテンのキャプテンシーやリーダーシップ、女性アスリートの生理と向き合う“1252プロジェクト”などだ。

“1252プロジェクト”は、女子アスリートは年間52週のうち12週間も生理の影響を受けているのだが、生理の個人差や、男性コーチの知識不足を理由に今までブラックボックスとされてきたことに、きちんと向き合あおうとする活動だ。
1年の重みがとりわけ大きい学生アスリートたちに対して、生理の存在に目を背けず、生理と上手に付き合ってコンディション管理をしてこうという啓蒙に取り組んでいる。
僕も男性として知らなかったことも多く、スポーツの現場だけでなく、ビジネスパーソンとして仕事を進めていく上でも、妻や娘のいる家庭でも、とても役立っている。

ここまで、「スポーツを止めるな」の傘の元で進めている様々な活動について述べてきた。

自分自身のモチベーションの源泉は、多くの人のお陰で今がある、という思いである。
学生時代に多くの方に支えてもらった恩返しを少しでもしたい。
次世代に何を遺せるのか。学生が築く未来、その歴史の一部になれたら・・。
そんな言葉を使うと偉そうな感じもするのだが、実際は、学生と触れ合うことで、ピュアな気持ちを取り戻したり、たくさんのパワーを貰っていたりする。
Give&Take ではなくて、お互いがGiveし合う。そんな本当に気持ちの良い世界が存在している。

「スポーツを止めるな」を通して、Take を求めない Giveし合う世界の素晴らしさも伝えられたら嬉しいな。そのためにも頑張っていきます!!!

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