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2021年を振り返って

今年も時間があっという間に過ぎ去ったように感じる。ちょうど一年前は新型コロナウイルスの新規感染者数がかなり多く、騒然としていたことを覚えている。

僕自身の今年の活動は、日テレのzero出演が一つの軸だった。自分にとって、年間を通じて週一回出演し続けることは初めての経験だったので、とても良い勉強になった。世の中の流れを鑑み、自分の立場を考えて、何を話すべきなのか、視聴者の皆さんがどんな印象を持つのか。誠実さを持ちながら、優しさを持ちながら、どこか前向きな気持ちになれる。そんなメッセージが届けられたらと思って、取り組んできた。ラグビーファンではない方から、zero観てますよ!と言われることも多くあり、とても励みになった。

番組づくりを見ていると、本当に色々な役割のスタッフの皆さんが1時間の番組のために一丸となって、取り組んでいる。いつも、僕のようにコメントする側にとって良い舞台を作ってくださっていて、本当にありがたいなと思う。この人たちのために良い仕事をしたいなと思わせてくれる。コロナ禍の今はなかなか食事も行けないが、いつかスタッフの皆さんのお話を聞いてみたいなと思う。

個人的な振り返りとしては、番組内容に対して積極的な関与ができなかったことが反省点。来年は、少し企画を持ちかけてみるなど、新たな取り組みに挑戦してみたい。

僕の普段の仕事は、引き続きコロナ禍での制約との併走だった。リアルなイベントは11月頃から動き出したが、それまではなかなか厳しい状況だった。講演会なども自宅からまたは会場には行くもののオンライン、という形が続いた。
オンラインでの講演は昨年度かなり実績を積み対策を立てられていたので、良い仕事ができたとは思う。一方的に話すのではなく、インタラクティブな場をいかに設計するのかが重要になる。

僕が独りで話をするのはマックス60分程度、その後は対談や質疑応答にしている。その場は、スポーツとビジネスの架け橋を意識して、自分なりのアイデアをぶつけることにしている。他業界の対談相手がその業界に合わせた言葉に翻訳してくれることもある。越境学習を狙っている。お互いの学びの場になる。
オンラインの講演は、このLIVE感のある設計がされていないと、正直YouTubeを観ているのと変わらないのではないかと思う。

今年は、単発のセミナーや講演だけではなく、3ヶ月程のコースを作ろうという話になって、現在まさに準備段階である。2022年の上期には新たなプログラムをローンチする予定になっている。ビジネスパーソンに向けた講座になる。そのタイミングと合わせて新たに本も出版予定である。キャプテン論や生き方がテーマになる。リーダーに限らず多くの人に届けられたらと考えている。

来年は勝負の年。教育という時間も手間もかかるコンテンツがどこまでうまくいくのか興味深い。来年のワクワクポイントである。

他には、Team Fair Play というスポーツのフェアプレー精神で社会課題の解決に取り組んでいこうと1年間活動してきた。こちらも2021年はリアルな活動がなかなかできずに苦労した。その中でできることを考えて、様々な取り組みをされている方々の元を訪れてお話をうかがったり、スポーツ周りを中心にフェアプレーを実践している人にインタビューをしたりした。

リアルなイベントとしては、逗子マリーナにて、甘酒ドリンクのポップアップカフェを出店することができた。ロジで傷んだフルーツを上に乗っけて飲んだ甘酒ラッシーはとても美味しかった。皆さんにお話を伺うと、甘酒はアルコールが入っている印象を持たれていたり、冬の寒い時に飲むものというイメージがあったりするようなので、その辺りを変えていきたいと思っている。飲む点滴と言われるように、本来は夏にも優秀なドリンクである。ビタミン、アミノ酸がありエネルギーにもある。天然の甘味として砂糖の代替としても使用できる。
日本にはこのように素晴らしい発酵食品がたくさんある。こういったものをどんどん世界へ広めていきたいと考えている。

他にも色々な活動をしてきたが、一旦ここまでにする。今年は総じて仕込みの一年であった。そう考えると、忙しかったが良い1年になった。加えて、12月になると仕事のボリュームも減らして、振り返りの多く時間を持てたことが良かった。自分の会社の現状や今後について、色々なアドバイスももらえた。安定して成長できるような会社になるための仕組みを構築する必要性を体感した。自分自身と会社の関係性についてもぼんやりながらも輪郭が見えてきた。

会社ができて3期目。ここまでひたすら突っ走ってきたが、そろそろ勘所もわかってきたので、組織作りのフェーズに来ているように感じる。来年も楽しみだ!!!


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