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【6/30(金) 朝の相場情報】米GDP予想を大きく上回るが材料出尽くしか?為替介入はまだ先?

おはようございます、トレーダーのヒロセです。
朝の相場情報(通称:朝ヒロセ)です。

昨日の米株式市場はFRBによるストレステスト(健全性審査)に合格した銀行大手など金融機関が上げを主導しました。ナスダック±0%、S&Pは+0.45%、ダウは+0.80%となりました。

ドルは上昇。ドル円レートは144円台後半まで伸び、連日年初来高値を更新しています。


本日は、

15:00 英1-3月期GDP

18:00 ユーロ6月消費者物価指数

21:30 米5月個人消費支出(PCE)


となっています。月末&週末、そして重要指標ですので大きく相場が動く可能性があります。

お気をつけください。


昨日はドルが急騰しました。

引用元:Bloomberg


昨日発表されたGDP確定値は予想:1.4%に対して結果:2.0%と大きく上回る結果となりました。

中でも、個人消費は前期比年率4.2%増と、約2年ぶりの高い伸びとなりました。


本日発表されるPCEも良い結果となることが予想されますが、先日の新築住宅販売件数も良い結果でしたし、おそらくすでに織り込んだのでは?と見ています。(相当、予想を上回れば別ですが)


というわけで、着々と7月は利上げに向けて歩を進めているという印象です。

昨日はパウエル議長の議長講演もありました。

引用元:Bloomberg


内容としては目新しいものはなく、ここ最近言っていることとほぼ同じ内容でした。

おそらく、それ以上言及できない状態(先行きは分からない状態)かと思います。

このままいけば、2会合連続利上げを想定しているのではないでしょうか。


そして、これらを受けドル円に関しては、

引用元:Bloomberg


為替介入が意識される145円ラインまで来ています。

今朝、発表された6月東京都区消費者物価指数は市場予想を下回る伸びとなり、円は売られる展開となりました。

介入はあるのか?と非常に注目が集まっていますが、現状では中々難しそうです。

理由としては、去年とだいぶ状況が異なり、”急激な変動”ではないことが挙げられます。

昨日も上昇はしましたが、1円も動いておらず、当局がよく口にする「急激な変動は好ましくない」という状況ではありません。


実際、昨日は他通貨に対しては小幅な値動きとなっています。

ここではまだ、とっておきのカードである介入を切ってこないのではと考えています。

ドルも一旦、材料出尽くしで調整に入ってもおかしくないと思いますので、介入示唆はあれど実弾はまだ先になるんじゃないかなと見ています。


では最後に各通貨のインデックスを見ておきましょう。

・ドルインデックス 日足

ドルはやはり重要ラインまで上昇してきました。一旦調整があってもおかしくないところ。

もしくは上の水色線(週足ピボット)タッチで下落というシナリオも考えられます。


・円インデックス 日足

円は白線(月足ピボット)で頭を抑えられました。

今日で月足確定ということもあり、最後に下髭となる可能性もあるかなと見ています。


・ユーロインデックス 日足

ユーロもやはり調整してきましたね。

一旦天井ではないでしょうか。


・ポンドインデックス 日足

ポンドも調整中。

ですが底堅い印象です。


というわけで、各通貨月末の調整に入っています。

個人的には、あまり無理して狙わずに来月に向けて、良いポジション取れればなという感じです。

下げればポンドドルのロングなんかは仕掛けていきたいなと考えています。



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