【7/31(月)朝の相場情報】大きな1歩を踏み出した日銀…ここから一転、円高へ?!
おはようございます、トレーダーのヒロセです。
朝の相場情報(通称:朝ヒロセ)です。
先週末の米株式市場は反発。この日発表された一連の米経済指標を受けて、景気が過熱状態でも冷え込み過ぎているわけでもないゴルディロックス(適度な状況)のシナリオになるとの見方が広がりました。
ドルは下落。円はYCC修正に伴う急騰を全戻しする形となりました。
今週は、
31日(月)
ユーロ消費者物価指数
1日(火)
豪準備銀行政策金利発表
米7月ISM製造業景況指数
2日(水)
日銀金融政策決定会合議事要旨
米7月ADP雇用統計
3日(木)
イングランド銀行政策金利発表
米7月ISM非製造業景況指数
4日(金)
米7月雇用統計
となっています。今週も注目指標目白押しですね。
先週末はかなり波乱の展開になりました。
前日、日経新聞が伝えた”特報”通りYCC修正に踏み切ってきりました。
長期金利の上下0.5%程度の許容変動幅を「めど」と位置付けた上で、上昇抑制を目的に国債を買い入れる指し値オペの水準を従来の0.5%から1.0%に引き上げました。
これは前回昨年12月に黒田総裁が0.25%→0.5%に引き上げたものとほぼ同様で、実質的な引き締めになるかと考えられます。
これを受けて円は急騰、一時ドル円は138円台前半をつけましたが、
その後の会見で植田総裁は
「政策の正常化へ歩み出す動きではなく、YCCの持続性を高める動きやで」とし、あくまでも金融緩和を継続するためだと説明しました。
これを受け、市場は一気に円売りに。前日の”特報”でガス抜きされていたこともあり、全戻しする形となりました。
エコノミストらからは、
「いずれ訪れるYCC政策からの脱却に向けた初期の一歩だとみる」
「正しい方向への意味ある一歩」
「政策はタカ派にシフトしているが、植田総裁のメッセージは引き続き「著しくハト派的」だった」
「円高方向への追い風となるはずだ」
などの声があがっています。
僕個人的にも、これはちょっと売られすぎな気がします。
今後市場が正しく理解しだすと、円高に振れる可能性があるかなと見ています。
正常化へ向けて、大きな一歩になるんじゃないかなと思います。
少し植田総裁を見直しましたね。
こちらも振り返っておきましょう。
6月米個人消費支出(PCE)は前月比【予想:+0.4%】に対し【結果:+0.5%】
と今年1月以来の大きな伸びとなりました。
先日のGDPに続き、米経済の底堅さを物語る指標が続いています。
また、FRBにとって朗報だったのは、住宅・エネルギーサービスを除くサービス業の価格指数は前年同月比で4.1%上昇。
これは2022年中盤以来の小幅な伸びにとどまりました。
まさに、冒頭でもお伝えしましたゴルディロックス(適度な状況)ですね。
ソフトランディングへの期待が非常に高まっています。
現在は9月FOMCに向けて、データ収集期間となっています。今週はISM、雇用統計とこちらも需要なデータとなるでしょう。
引き続き、注視していきたいところです。
では最後に各通貨のインデックスをみておきましょう。
・ドルインデックス 日足
ドルは十字線のような陰線。ここを抜けられるか?非常に微妙なところですね。
ここから下落に転じる可能性もあるかなと見ています。
・円インデックス 日足
ものすごい足になりましたね。。
これまでにない動きではあるので、ここから上昇に転じる可能性もあるかもしれません。
・ユーロインデックス 日足
ユーロは案外強かったですね。
ですが、こちらもここから下落の可能性があるかなと見ています。
・ポンドインデックス 日足
ポンドも強かったですね。
今週木曜日に政策金利発表を控えていますので、レンジ気味になりそう。
というわけで、個人的な狙いとしては【円買い】でいきたいと思います。
ドル円、ユーロ円のショートを考えています。
円はさすがにここまで売られる内容ではないと思いますが…。
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