【オンライン職業講話】100人でもできた!
1. 前回の第一回目が上手くいったので...
5月8日に、静岡学園中学校の1年生のクラスにオンライン上でお邪魔し、この取り組みを実際にやってみようと、オンライン職業講話をしました。私の友人にゲストスピーカーにお願いし、『職種:翻訳書の編集者』のお話をしていただきました。
「1回目だからうまくいくかな?」「子どもたちの反応はどうかな」と、ドキドキワクワクしながらだったのですが、無事講話は終了。参加いただいた生徒のみなさんのアンケートから反応をみてみることに。すると、、想像以上に生徒の満足度が高い!
「ためになった」「好きなことを仕事にするって素敵なことだと思った」など、肯定的な感想ばかり。
オンライン上だから分かりにくかった等のネガティブ意見はなく、「これはできるぞ」という感想を私たちは持ちました。
2. じゃあ次は学年でやってみましょうか
5月8日の職業講話を終え、ぼくと今回のスピーカーの関さんとクラスの担任の林さんとzoom上で反省会。
やってみてそれぞれが感じたことを一通り話し終えると、林さんが「次は学年でやってみますか?」と。「実は、今回のコロナの影響で、学校が毎年行っている国際交流の活動は中止。また、オリンピックも中止になってしまったことで、子どもたちが『海外を知る』機会が少なくなってしまいました。そこで、国語の授業を絡めながら、拓哉さんに話してもらいたいなと思って」と。「もうすでに指導案作ってるんです。笑」と言って、学年への講話を提案してくれました。
それへの返事は「やりましょう!」の一択。笑
すぐに日を設定して、準備を進めました。
3.講話までの流れ・実施してみて
林先生は、翌日に学年の先生と管理職の先生に、この提案を相談し、私が作成した《学校・教育委員会向けの企画書》を提出。
一通り目を通してもらい管理職からは「Goサイン」。
「リスクはあるかもしれないけど、リスクのことを考えてたら何もできない。全てが初めてだから、予想外のことが起こったっておかしくないけど、そういった責任は我々が負う。だからやってごらん」と管理職の先生方、学年主任の先生に言ってもらったそうです。なんて素敵な上司。
当日の5月21日。
スピーカー:廣瀬、ファシリテーター:関、担任:林、生徒:96人そして見学の先生2人が入ってオンライン講話を開始。
人数が多かったので、生徒は基本的にミュートにし、講話への反応はチャットで送ってくれました。途中、生徒がチャットにくれたコメントに対し、一部の生徒から「集中できないからチャットやめて」との声が。なので、途中からはチャットをプライベートモード(参加者全員が見られるモードではなく、ホストだけチャットが見られるモード)にして、私が質問を投げかけたときだけ、生徒が答えを打ち込めるようにチャットをオープンにしました。
質疑応答などを含めて55分。約40分のお話と、15分の生徒から事前にいただいていた質問に答える質問コーナー。
質問コーナーの後に5分間、Googleフォームのアンケートに答えてもらい、丸一時間のオンライン職業講話は終了。
4. 参加してくれた生徒の反応
生徒のみなさんからはGoogleフォームに続々と感想が届きました。
見ると、生徒の満足度は5点満点中78.2%が5、21.8%が4の回答をいただきました。
また、多くの感想をいただいたのですが(以下、画像でご覧ください)、この取り組みに関しての「こういうこと(コロナ休校&オンライン授業)がなかったら、この話が聴けていなかったと思うと、少しだけこういう状況に感謝する気持ちになった」というような感想が印象的でした。
また、面白かったのは「オンラインなんだけど、対面でやっているような感じがした。1対1で話を聞いているような感じがして、とてもよかった」という意見がありました。1人の講演者の話を100人で聞くとき、オンラインの時の方が体育館で座って聞く時よりも講演者と直接繋がっている感じを聞き手は持ちやすいというのは興味深いなと感じました。
また、林さんが今回の講話に参加してくださった先生方からの感想も聞いてくださり、「キャリア教育の新しい形の可能性を見せてもらった。うちの学校の中学生の保護者からは、キャリア教育にもう少し力を入れてほしいという意見が寄せられている。こういうこともできるできるんだなぁと思ったよ。」「話が面白かった。話が上手」「オンラインで話を聞くだけなのがもったいないと思った。直接聞いたらもっと刺激を受けてるんだろうなぁ」「生徒の反応がとても良い。今までオンラインホームルームとかで、グループワークをやってきた結果かな。生徒が反応したり、質問や意見を言うことにとても慣れている気がする。入学をして最初に何を教えるかと言うことが大事だって感じた」という言葉をいただきました。
【生徒からの感想】
5. まとめ
今回、100名規模でのオンライン職業講話を実施してみて、「できるな」と実感。ただ、まだまだ詰めていかないといけないことはたくさん。
もし、講話中にスピーカーの回線が切れてしまった場合はどうするか。等々非常事態に備える策を考えておかなければなりません。
しかし、今回の静岡学園の管理職の先生方がおっしゃられたように、やってみないと分からない!
一人でも多くの子どもたちの視野を広げる活動になるのならば、どんどん仲間を増やして、知識・経験を集め、動き続きたいと思います!
☆質問・不明な点があれば廣瀬までご連絡お願いします!!
Email: hirosetakuya0225@gmail.com
Instagram: h_taku0225
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