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サンパウロで行われたフェスティバル・ド・ジャポン さわやかNo,19

7月20日から22日にかけて,ラテンアメリカ最大級のイベント会場である,「サンパウロ エキスポ&コンベンションセンター」で“フェスティバル・ド・ジャポン(ブラジル都道府県人会連合会主催)”が行われました。

これは,世界最大級の日本祭り。

毎年7月に行われるお祭りなのですが,今年は日本人ブラジル移住110周年の節目ということもあり,皇族から内親王眞子さまがお見えになったりと,いつもよりも盛大だったようです。

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それでは簡単に,どんなお祭りかをまとめてみましょう!!

1. 会場にひしめく数のブースが作られている

・日本の企業が自社の各ブースで自社の製品を紹介

あるわあるわ!世界に誇る日本企業の数々。

“この企業もブラジルに進出してるんや〜”と,日本の企業の強さを感じました。

・各都道府県人会が,主に食文化を伝えるために,それぞれの郷土料理や特産品を販売

広島といったら広島風お好み焼き。高知といったら鰹のタタキ等々,各都道府県の郷土料理がズラーーッと並びます。

食べたいものが多すぎて,軽い興奮状態。

“うわー!これ美味しいんよな!食べたい!”っていう自分の横で,「 O que é isso??(これは何?)」と問うブラジル人。

『葉っぱの中にお寿司が入っててね。…」と奈良の柿の葉寿司を説明。(“知ってるからって偉そうに。”と自分で言いながら思って,きっと半笑いになってたはず笑)こうしたやりとりも楽しい気分にさせてくれました。

久しぶりの日本の味に感動。見てて飽きひん店の並びに,“ブラジルで活動が続くあと一年,毎日この祭りしといてくれへんかな〜”と本気で願いました。

また,同祭りでは今回,「500種類以上の日本食を提供する日本国外の祭り」としてギネス登録にチャレンジしたそうです。(結果はまだでしょうが,果たしてギネス認定なったのか?)

2. 来場者は?

・もうその数がすごいのなんの

とにかく人・人・人。

日系人の割合が多かったですが,非日系のブラジル人の方もたくさん来ていました。他に,日本の企業の駐在員としてブラジルに来られている方が家族で来られていたりと,あの日,ブラジル国内で一番日本人が集まった場所だったのは間違いないはず!

3. 会場の雰囲気はどんな感じ?

・イッツアスモールジャパンって感じ

まさに“ここは日本じゃないか?”と錯覚するような場所。飛び込んでくる文字は日本語。懐かしい和食の匂い。大きなステージでは,沖縄民謡が奏でられている。いや,もうあれは完全に日本でした。

まぁとにかくどこを見渡しても,日本に関するものばかり。コスプレをした若者もいっぱい居たし,場内アナウンスも「今日はフェスティバル・ド・ジャポンにお越しいただきありがとうございます。…」と,オール日本語。久々にフィルターかけずに耳に飛び込んでくる,聞き覚えのある言葉がめ〜っちゃくちゃ心地よかったです。

4. お客さんとして参加したん?

・いえいえ!しっかりと大阪なにわ会のお手伝いもさせていただきました。

大阪名物ゆーたら,たこ焼き・お好み焼き・串カツ・豚まんですが,それらの大阪名物は一切なし。(ないんかいな。笑)

鉄火巻きに衣をつけて油で揚げるHOT ROLL(ブラジルのお寿司会では割とポピュラー。味もイケる!)を作らせてもらいました。

作りながら,「大阪のどちら出身ですか?」『枚方です!』「あ,私のおじいちゃんの地元です!」『えー!そうなんですか!』と,ブラジルに住む日系人の方との地元トーク。

一瞬,“ん?なんやこの感じ?ここはブラジル。でも大阪弁。しかも話題は枚方市。わけがわからん!”と,自分の頭を整理しながら,ひたすら鉄火巻きに衣をつけていました。

5. 楽しかった?

・はい。もうそれはとても。

『楽しかった!』とは,一言では表せないぐらい楽しかったです。

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大阪なにわ会の副会長の山本さんと

6. まとめ

伝えたいのは,“この遠い国で各都道府県の文化が生きてます。そして繋がってますよー!”ってこと。

各県人会が行なっていたのは,食文化の紹介だけではありません。

先日日本を襲った,近畿地方の地震や中国地方の大雨への寄付金を募るブースも設けられていました。

日本ではブラジルでのこうした運動が大きなニュースにはなっていないかもしれません。

遠い場所ではあるけども,心は繋がっているんだなと国同士の結びつきの深さを感じました。

外国でこんなに日本の都道府県人会が活動・活躍してる国ってあるんやろうか?反対に,日本にもブラジルの各州の連合会ってあるんやろか?

これってすごいことやと思います。

今回,手伝いさせていただいた大阪なにわ会。

大阪弁が飛び交う場所が,この地球の反対側にあるって大阪府は知ってるかな??

大阪の法被を着て,“NANIWA PRIDE”引っ提げた人たちがバリバリ活躍されてます!!

移住して来た人が,故郷を大事にし,それを現代に繋げている。

そして,現在もブラジルと日本は繋がってる。

この1日で,110年の歴史が繋げてきた魂を見た気がします。

祝!110周年!!

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このブログは、JICA公式HP内『JICA海外協力隊の世界日記』に掲載されているものをnote内に再UPしているものです!
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