一つの時代の終わりの始まり
11月18日、長年、佐渡市政を支えてこられた方が亡くなられた。
先ほど、お宅に伺い、その方のお顔を見た瞬間、「佐渡の一つの時代の終わりの始まり」を感じた。
この方が凄いと思った一番の思い出は、約5年前の渡辺市長(当時は候補予定者)が市長選挙に挑戦する際の事務所開きでの応援演説である。
高尚な文章で、一文字も無駄が無く、ひと言目から最後の言葉までの全てが完璧で、私が今まで見聞きしたスピーチで断トツ一番のものだ。正しく、「圧巻」のスピーチだった。
(後日、この時の原稿が残っているのか、その方の奥様に伺いたいと思う。もしくは、この時の映像や音声をお持ちの方は連絡を頂きたい)
勿論、普段の会話の一言一言に深みが感じられた事は言うまでもない。
このような方が亡くなられた事は佐渡にとって損失以外の何物でもないのだ。
今回の出来事を「佐渡の一つの時代の終わりの始まり」と表現したが、そう思った次の瞬間に、この次の時代は私が担わなければならないとも実感した。
私以外に次の時代を担える人物はいないと確信しているからだ。
そして、先ほど、お顔を拝見した時にそのバトンを受け取ったのだとも実感している。
佐渡の一つの時代の本当の終わりが近づいている。
そこに至るまでの時をしっかり意識しながら過ごしていきたい。
それが、11月18日に亡くなられた方の供養にもなると思っているからだ。