佐渡金山世界遺産 「情報照会」勧告
6月6日夜8時過ぎ、世界文化遺産登録を目指している佐渡金銀山について、世界遺産委員会の諮問機関である国際記念物遺跡会議(イコモス)による評価結果が発表され、「情報照会」と勧告されました。
「佐渡島の金山」に係るイコモスによる評価結果及び勧告についてお知らせします(概要)
「情報照会」とはイコモス勧告の4つの区分のひとつであり、
イコモスから出された追加情報の提出が必要となります。
記載:世界遺産一覧表に記載。
情報照会:追加情報の提出を求めたうえで審議に回す。
記載延期:推薦書の本質的な改定を行ない、再提出する。
不記載:世界遺産一覧表に不記載。
昨年、イコモスからに「情報照会」勧告となった6件は全て、その年の世界遺産委員会において「記載(世界遺産登録決定)」となっています。
様々な指摘を受けていますが、私は以下の2つがポイントだと思っています。
・地域コミュニティが参画すること
・全ての歴史を包括的に扱う説明・展示をすること
特に「全ての歴史を包括的に扱う説明・展示をすること」は韓国が主張する強制労働に関した内容だと受け取れるかと思います。(そう受け取れなくても良いとは思いますが)
しかし、日本政府は令和3年に「強制連行、強制労働ではない」と閣議決定しており、その表現について韓国側を含め、調整しているのではないかと思います。
衆議院議員馬場伸幸君提出「強制連行」「強制労働」という表現に関する質問に対する答弁書
世界遺産になるのであれば、韓国の要望を何でも受け入れれば良い。という考えには賛同出来ません。
日本国民が、佐渡島民が納得する説明を世界遺産委員国にして頂き、韓国を含む全会一致で佐渡金銀山の世界遺産登録を実現して頂きたいと思います。
動画でも解説していますので、こちらもご覧下さい。
佐渡金山世界遺産 「情報照会」勧告について