見出し画像

「ムダ飯食いにきているのか!」

11月7日(水)、1日だけですが、議会が開催され、私が担当している産業建設常任委員会にて「地域経済循環創造事業交付金(ローカル10,000プロジェクト)」の予算審査があり、佐渡で水産加工工場を作り、魚が少ない夏場に宿泊施設等へ提供する事業の予算が提案され、全会一致(全員賛成)で可決されました。

総務省「地域経済循環創造事業交付金(ローカル10,000プロジェクト)
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/c-gyousei/local10000_project.html

佐渡市は今まで、この事業を使い3つの事業に支援してきました。
・米粉製造機械の導入支援
・空き家を民泊施設への改修支援
・佐渡食材を提供するレストラン改修支援

この事業を簡単に言うと、有人国境離島法の雇用機会拡充事業の大規模版で、雇用機会拡充事業と同様に、補助金交付後も行政としてフォローアップも行わなければなりません。

というのも、「佐渡市地域経済循環創造事業審査会設置要綱」というものがあり、佐渡市の総合戦略アドバイザー、起業・交流促進アドバイザー、観光や農林水産の専門家が審査し、補助金交付後も申請事業の内容について指導及び助言などフォローアップを行なうという内容が書いてあるのだが、そこに「審査会の庶務は、企画部総合政策課において処理する。」と書いてあります。

佐渡市地域経済循環創造事業審査会設置要綱
https://www.city.sado.niigata.jp/reiki_int/reiki_honbun/r028RG00002816.html

このローカル10,000の大本の担当課は総合政策課ですし、フォローアップの担当も総合政策課なのですが、今回の予算を提案したのは地域産業振興課、レストラン改修事業は移住交流推進課など、事業内容によって担当課が変わり、事業の一貫性や連携が図りづらい、このローカル10,000は雇用機会拡充事業ととても親和性があり、この2つの事業を一体として考えるには、雇用機会拡充事業を担当する地域産業推進課に集約した方が良いのではないかと提案した所、担当部長からも「庁内で検討する」という発言となりました。

こういう提案をするには、
・「地域経済循環創造事業交付金(ローカル10,000プロジェクト)」がどのような事業なのか
・佐渡市において、今までどのような事業を支援してきたのか
・要綱の内容はどうなっているのか
・雇用機会拡充事業と何が違うのか
等を事前に調査する必要があります。

議員1年生の時には調査不足で質疑が出来ないと、既に引退している、ある先輩議員から「勉強(事前調査)しろ!ムダ飯食いに来てるのか!」と何度も叱られました。
自分でもうまく質疑が出来なく、恥ずかしい思いも何度もしましたし、反省する事も何度もありましたが、そういう事を積み重ね、今では上記のように指摘と提案を行なう事が出来ています。

しかし、議会でこのような指摘と提案が出来る議員は私が議員になった頃と比較しても、少なくなりましたし、ある先輩議員が「3ヶ月に1回の発表会ばかりやっている(一般質問ばかりやっているし、その一般質問も指摘と改善を提案するのではなく、発表するだけ)」と発言されるほど、事前に調査をした質疑がとても少ない(ほとんど無い?)のです。
しかも、何度もそれと指導していても何も変わりません。

年間約700億円をかけて行われる佐渡市の事業を一つでも改善する事が、佐渡市を良くする唯一の方法ですが、それを行なわず(行えず?)、既に引退した先輩議員が言う「ムダ飯を食っている」状態です。

このような状態になっている責任の一端は私にもあります。
今いる議員の中にしっかりした質疑が出来る方を増やすこと、そのような事ができる議員を入れること、その両方を進めていきたいと思います。

この投稿を見て、佐渡市議会議員に興味を持たれた方は私までお問合せ下さい。3年半後の選挙までしっかりサポートさせて頂きます。

いいなと思ったら応援しよう!