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目の話

こんばんは、廣瀬です。今日は私の目についてのお話をしていきたいと思います。目の話って何?って感じではありますが、とりあえず聞いてください。

最近知ったのですが、私はビジュアルスノウという病気?だったようなのです。

なぜこのことを知ったかというと、卓球の水谷隼さんがこの病気を公表されたのがきっかけだったんですよ。

ビジュアルスノウというのは視界砂嵐症候群とも呼ばれていまして、つまりは視界にテレビ放送後に流れる砂嵐のようなものがずっと見えるというものですね。

水谷さんの場合はおそらく重度のビジュアルスノウで、私は軽度のビジュアルスノウです。

実は私、これ普通だと思っていたんです。全世界の誰もがこの砂嵐のようなものを見ているものだと信じていたんです。なぜかというと、私のこの症状は物心ついたころにはすでに存在していて、砂嵐のようなものが見える世界が私の普通だったからです。

確かに、普通に生活していると不便に思っていた部分があるのは確かです。朝から夕方までは陽が眩しくて目を開いているとしんどいなぁと思いますし、夜は夜で車のライトで前が見えなくなるし、文字が二重に見えてしまうなどの症状もあります。

でも、子どもの頃からそれが普通だったので、みんなこんな眩しい中よく平気な顔して遊んでるなーとか思ってましたし、夜の自転車って車のライトで目つぶしされちゃうから怖いのによくみんな乗れるなーと思っていました。

実際、私は夜間に自転車に乗っていて、前方からきたタクシーのライトが目つぶしになり、蓋なしの側溝(深さが身長160㎝程度の私の胸くらいまである)に自転車ごとダイブした経験があります。因みにその時はタクシーの運転手さんが救急車と警察を呼んでくださり、病院に行きました。救急隊員の方も、警察官の方も果ては病院の先生までも、私のことを嘲笑していました。

結構傷つきましたね。私の目のせいですし、滑稽ではあったと思います。ただ、嘲笑されながら対応されるのはかなり堪えました。痛いし辱めにあっている気持ちでした。

私はただ、前方からタクシーが来たから邪魔にならないように端に避けただけです。近くに深くて蓋がない側溝があることは知っていたので、気を付けなければなと思った瞬間に落ちました。きちんと前を見ていてもそれくらい見えないのです。

ビジュアルスノウの人は夜目がきかない傾向にあるそうです。私も、そうです。暗いところの方が砂嵐が酷くなるのでとても見づらく、側溝に落ちたときは前方からのライトの光で目がくらんでしまったこともプラスされての事故でした。

それを笑いを堪えながら(ニヤニヤしている)対応されて傷つかない人間っているんですかね。

まぁ、当事者の私ですら最近知った言葉なので、当時の対応してくださった方々が一概に悪いとは言えないとは思いますが、笑うなら見えないところで笑って欲しいものです。

目の症状は良くなるでもなく、悪くなるでもなくずっと変わらず私の中にあります。これから先、悪くなることはあるかもしれませんが、良くなる見込みはあまりないと言えるでしょう。

というのも、このビジュアルスノウというものは今のところ治療法がないらしいのです。そもそも、ビジュアルスノウというものをきちんと診断出来る医師も少ないそうです。

でも、この症状を持っている人は多いのかもしれません。私の旦那さんも同じくビジュアルスノウなのです。二人して、ビジュアルスノウの症状を聞いて、え?これ普通じゃないの?となりました。

不便ではありますが、この目とこれからも付き合っていくしかないので、夜は気を付けて歩きたいと思います。

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。また次回の更新でお会いしましょう。

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廣瀬碧季
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