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共感こそ世界を救う

夏の終わりにOAされる、日本テレビさん恒例のチャリティ番組「24時間テレビ・愛は地球を救う」。小学生の頃、夏の宿題の追い込みをしながら、つい手を止めてしまって、最初から最後まで寝ずに見た、そんなことを思い出します。子供ながらに、自分の見えていない、接していない世界には、不足し、助けを求めている方々がいるのだなと感じた記憶があります(その後宿題はなんとかやり抜きました)。そんな他者への共感こそ、AIで助けてもらえる時代に磨くべき能力なのではないか、最近ふと感じています。


共感とは


共感をnoteのAIアシスタントくんに聞いてみました。どれも的を得ていますね。

  • 共感とは、他人の感情や経験に共鳴し、それを理解しようとする心の状態です。人々は共感を通じてつながりを感じ、お互いを支え合い、共有することができます。

  •  共感は、感情的なつながりや共通した理解の基盤を築くため、人間関係の質を高めることができると言われています。

  •  共感は、他者の立場や気持ちを考えることで自分自身の視野を広げることにもつながります。

  •  共感は、コミュニケーションの際に効果的なツールとして活用することができます。相手の感情に寄り添い、理解を示すことで、より良い関係を築くことができます。

  •  共感を感じることで、自分自身の感情や経験を整理することができると言われています。共感することで、自分の感情を理解し、より良い心の状態を保つことができます。

共感が起点のデザイン思考と課題解決

「共感」と聞いてまず考えるのは、仕事柄デザイン思考についてです。デザイン思考の説明は割愛しますが、そのプロセスの起点はEmpathy、すなわち共感。まず事象や状態に対する共感が起点となり、その後のステップが始まるのです。デザイン思考でなくても、対象者を取り巻く状況(コンテクスト)や本人が認識している課題(顕在化している課題)にまず共感した上で、深層心理(顕在化していない課題)というステップになろうかと思います。
つまり課題解決の一歩目は「共感」することです。

自分のこころのため


人間は思いやりを持つことで、心の平穏を持つことができる、不思議な性質(私は不思議だといつも思います)があります。もしあなたが過去苦手だなとか、感情的になっているなという対象者がいたとしたら。通常は忘れていていただくのがベストだと思いますが、つい脳裏に浮かんだら。ぜひその人のことを思いやってあげてください。「ああ、あの人も大変だったんだろうな、どうか幸せになりますように」。このテクニックは、私が大好きな草薙龍瞬さんの本で読んで身につけたのですが、本当に自分の怒りのようなものが、その瞬間はスーッと消えていきます。
共感と思いやるということは近い、もしくは思いやるの中に共感というステップがあるイメージを持っていますが、やはりここでも共感するということはとても大切なことなのです。

課題の探索


AIアシスタント君が挙げてくれていますが、自分自身の視野を広げることができます。他者に共感し、深く洞察したり、会話を交わして、自分にはない視点のインプットを受けることで、価値観が広がったり、視座が高まったりすることがあると思います。先日も九州を牽引する方にお話しを聴く機会がありました。内容はもちろん、お話し自体もとても魅力的で、すーっと引き込まれました。理屈だけではなく、情熱にも共感でき、そしてその情熱をしっかりと頂いた、そんな気持ちになりました。心にも火が点きましたし、講話の中で出た視野や視座、視点を持ちたいと感じることができました。もしかしたら、その方の見えている風景に少し近づけたのかもしれません。これもやはり共感することが起点なのではないかと思います。

AIとともに躍動するビジネスパーソンとして


AIにできないのは共感すること。「そんなことないよ!」という方もいらっしゃるかもしれません。なにせ今の時点のAIでも、プロンプトの行間を読んで、アウトプットしてくれます。これはユーザーに共感してくれているのではないかとすら錯覚を覚えます。他にも、例えば「疲れた」「悲しいことがあった」とインプットすると、寄り添った回答をくれるでしょう。しかしながら、これが共感なのかは冷静に考えなければなりません。少なくとも「この方、この事象に共感する」とAIは思わないことだけは確かだと思います。デザイン思考で言えば共感や定義は人のプロセス、それ以降はAI、そんな棲み分けになるのではないかと思います。

共感と思いやりに満ちたやさしい社会をつくる


「共感と思いやりに満ちたやさしい社会をつくる」
当社はこんなパーパスを掲げています。
私はこれまで、様々な方々から共感頂き、そして思いやりを通じたギフトを頂いてきました。私はその方々への感謝を、よりよい社会に繋がるような行動をもって、お返ししたい。そんな想いをもってこのパーパスを掲げました。

まだまだ道のりは長い、そして一生かかってもできないこと。これからも沼地の中の一筋の光を目指し、あらゆることに共感をもって面していきたいと思います。

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