大麻の受動喫煙してしまった話
この記事ではマリファナによって得られる快楽や害、アメリカでの法律、使用者に対する意見などは一切触れません。ただ受動大麻喫煙という事実だけに触れていきます。
4.11.2020 ロサンゼルス留学266日目
「うふぇ、マリファナくっさー(怒)」
日常的にこんな言葉を発している留学中の自分がいる。マリファナとは日本で言う大麻のことで、アメリカでは通称ウィードとも呼ばれてる。というかウィードの方が一般的な呼び名かもしれない。
こんなこと思いませんでしたか?なぜ私がマリファナの匂いをわかるのか。
何故なら匂いを覚えてしまう程の頻度で受動大麻喫煙をしてしまう環境というのがアメリカ、少なくともロサンゼルスの現実である。私は誓って一度もマリファナを吸ったことはないし、みんながスパスパ吸っている様な集まりにも参加したこともない。
初めてマリファナを受動喫煙したのは留学一カ月以内だったと思う。街中を歩いている時に「え?何この匂い??」と感じた気がする。嗅いだことの無い匂いだった。「うわー!くさい!」とか「なんじゃこりゃ!身体に悪そう!」という印象ではなかった。(いやタバコ並みに臭いけれど、人間は初めて経験する匂いに対してすぐに臭いと認識できないようだ。今ではマリファナの匂いがしっかりわかるので、臭いと同時に苛立ちを感じる。)
私より留学が長い友人や、アメリカ人と一緒にいる時にこの異臭について尋ねたことでマリファナの匂いだと知った。
それからというものロサンゼルスのどこにいても受動大麻喫煙してしまうリスクがあることに気づく。朝の通学時、バスを待っている時、放課後友人と観光している時、ランニングしている時。イメージとしては、日本で歩きタバコしている人から受動喫煙するより少し頻度が低いかそれくらいなイメージ。
「おいおい。LAのどんな治安の地域に住んでるの?」と思った方には残念な知らせだが、「ここの地域なら街中で100パーセント受動大麻喫煙しません!」という地域はないと思う。※私は現在コリアタウン周辺に住んでいる。
サンタモニカやビバリーヒルズは誰でも一度は名前を聞いたことのある世界的に有名な観光地だ。しかし私の実体験としてロサンゼルス郡内(ロサンゼルス郡というのはロサンゼルス市とその周辺の地域)で治安が良くてきれいと言われるこのエリアでも残念ながら受動大麻喫煙している。
そもそもどんな状況で受動大麻喫煙するのか。
①自宅などの個人的なスペースで利用している環境からの換気による流出。法律に則って使用している人からの受動大麻喫煙ともいえる。
②路上のホームレスからの受動大麻喫煙。
③マリファナをタバコの箱など入れて携帯し、バスの待ち時間やスーパーの駐車場、人目に付かない路地裏などで日常的に屋外、公共の場でマリファナを吸っている人からの受動大麻喫煙。
私のようなタバコも吸わない、健康に気を付けている25歳の男性も正直悲しくなる現実だ。希望に満ち溢れて親に送り出された高校生、大学生などがこうした経験をしていると考えると胸が痛い。
ちなみに私も希望には満ち溢れている。
この現実を受け止めた上で、自分の信念に基づく行動を。
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