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レコーディングにむけて#3 歌の練習

 良い機材を買ったのは良いけど、肝心な歌がちゃんとしてないとダメだな(いや、今更かよ) そんな気持ちがより一層カラオケでの練習に熱を加えてくれます。

 レコーディングする一曲目は、優里さんのドライフラワーに決まったので、時間と喉の体力が許すまで繰り返し歌い続けるのですが、歌えば歌うほど訳わからなくなります。リズムや音程が思ったようにいかないのがほとんどで、フラストレーションが溜まると、自分に対して「お前なんか才能ないんだから辞めちまえ。そんなこともできないなら諦めてまともに働けよ。」と心の中で言うようになりました。

 そんなやる気があるけど現実を知らない自分への叱咤激励をしてることに気づくとぼくは少し嬉しく思います。
なぜならこの時の心の中には、夢を見る自分Aと、現実を見る自分Bの2人がいて、そのAとBは一見対立しているように見えて、実はBがAを支えてくれているからです。だから僕は孤独に練習しながらも、良い緊張感の中で練習できてるなと思ってしまいます。

 そんな練習を続けていると、少しずつですが上手くなってきました。カラオケの採点ではいつも90を取るのはときどきでしたが、最近では平均して90を取るようになり、そして中には94を取れるも曲も出てきました。カラオケの採点が全てではないとわかっていながらも、自分の成長を感じずにはいられません。

 歌が上手いから、人を感動するというわけでも歌が下手だから、人を感動させられないというわけでもない。相棒はいつもそう言います。だから僕は、練習でも技術を磨きながらでも気持ちを入れることを忘れないでやっているつもりです。人が感動するライブを想像しながら…

                  つづく

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