地域おこし協力隊になって1年たった感想~生活編~
前職は横浜でサラリーマンをしていました。そこからいきなり町の人口4000人の地域おこし協力隊になった経緯は以前noteに書いたのでご興味あればこちらをご覧ください。
協力隊として活動を始めてから1年が経ちました。やることや覚えることがたくさんあったせいか、時間が比較的ゆっくり過ぎていった気がします。協力隊の任期は3年で私はミッション型、つまり仕事内容が決まっています。とはいえ、毎年の流れは大まかに同じでも企画によって関わる人が変わるため、その都度臨機応変に対応しなければなりません。まるでイベント会社のような働き方です。この1年で経験したことや感じたことをここに書き綴っていきます。
理想は畑に囲まれた一軒家、現実は広いアパート
田舎で借りれたのは2DKのアパート、43平米もあり荷物が少ないので広さを持て余しています。田舎なので安い一軒家の空き家がたくさんあるかと思いきや手入れがされていなかったり、貸し出すつもりがなかったり(すぐに売りたい)などの理由ですぐに住める部屋を見つけるのに苦労しました。アパートは広さの割に家賃は安いとは思いますが、横浜にいた時とあまり変わりません。そのため、今後安い家賃で良い物件が見つかれば引越しを考えるかも。
ペーパードライバー車の運転が上手くなる
車を所有したくなかったので、軽自動車を3年リースしました。しかし月額が結構高くてガソリン代もかかります。私はペーパードライバーだったので今でも少しドキドキしながら運転しています。特にバック駐車が苦手で広い駐車場で練習をたくさん行いました。今はサイドミラーを見ながらバック駐車できます!
横浜では徒歩15分のスーパーに歩いて行っていましたが、現在は徒歩5分の場所にも車で行く生活です。その結果運動不足になり、筋力が落ちたためか、肩こりや体重増加に悩んでいます。気休めですが休みの日には散歩に出かけたりストレッチをするようにしています。
田舎は車が少なく駐車場が広いのですが、小さなお店の駐車場や脇道は狭く田んぼの側溝には蓋がないため、落ちないかとひやひやしながら運転しています。
毎日自炊で料理力UP
旬の野菜が安くて肉類も非常に新鮮です。外国産の肉類はほとんど見かけません。野菜は都会の3割引きほどの価格で手に入ります。さらに、近所の畑を持っている人と仲良くなると大量のおすそ分けをいただくこともあります。ありがたい!
外食できるお店が少なく、あっても車で行く必要があるため外食の頻度が大幅に減りました。その結果、食費がかなり浮いています。
休日はネットがあれば楽しい
Amazon Primeで映画を観たり、本を読んだり料理を楽しんでいます。遊びに行く場所が少ないため、休日はほとんどインドアで過ごしています。たまには車で遠出もしますが、基本的にLineやネットで友人とつながっており、たまに飲みたくなる程度で孤独感はほとんど感じません。
職場のおばちゃん達がおしゃべりしてくれることも、孤独感を感じない理由の一つかもしれません。年に3回ほど横浜に帰省して友達と遊ぶことがあり、その際にはすぐに遊んでくれる友達に感謝しています。
お給料が貰えてうれしい
報酬形態は自治体によって異なりますが、私が所属している自治体では、自治体との雇用関係がなく、業務委託という形で給与を頂いています。横浜で働いていた時よりも年収は下がりましたが、外食費や交際費が減ったこと、家賃補助、自動車補助、インターネット費用補助があるため、生活には十分です。
業務委託のため、休日に副業が可能です。節約を心がければ、毎月かなりの額を貯金することができます。
田舎暮らしで自分に使える時間増
横浜では平日はフルタイムで仕事をし、往復2時間の通勤をしてご飯を作って寝るという生活でした。時々飲んで帰ることもありました。休日はカフェに行ったり、友達と遊んだり、イベントに参加することが多かったです。
現在、職場が徒歩3分の場所にありすぐに帰宅できるので、自分の時間をたっぷり持てるようになりました。その時間を利用して勉強をしたりストックイラストの制作に取り組んでいます。横浜にいるときは目移りすることが多く、本当にやりたいことの優先順位を意識していませんでしたが、今は意識して時間を作り自分のやりたいことに挑戦できています。それが成功するかどうかはわかりませんが、自分の可能性を試すのは楽しいです。
協力隊の任期は3年ですが、1年ごとの更新なので途中で辞めても問題ありません。実際、仕事が合わなかったり病気になったり、起業したりして早期に退任した方もいます。私も自分の目標が達成できたら早期退任するかもしれません。