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聴きすぎる人と話しすぎる人

話すことは好きですか?話を聞くことは好きですか?

私はもっぱら聞くことが多いです。人は基本、話したいという欲求を持っています。人の話を聞いてばかりで少し疲れているあなたに向けて綴ります。そして、最近、私が試しているオススメの解決法も。

逆に、もしもあなたがしゃべりすぎていたとしたら、ここで、聞き手の心の中がちょっとだけのぞけます。

この記事は、コミュニケーションを円滑に進めるのに役に立つことは書いていませんし、私も模索中です。目次を読んで共感してくださった方、またはギクッとした方は、読んでみると何かあるかもしれないし、ないかもしれません。自戒も込めて、聴いたり話したりが楽しくなるように、そのための記録です。

ビジネスシーンで聞き役になる

私は話すことが苦手で、「聞く」側に徹してきて、この年齢までなんとかやり過ごしてきました。それは、意図してやっていたわけではなく、話すことが苦手なら聞くしかない、それしか方法がなかったからでした。

フリーランスになる前の仕事は、人の話を聴くのが仕事のベースにある、感情労働でした。相談、クレーム、合意形成。18年間、いろいろな形の「聞く」を実践する中で、その「聞き役」に拍車がかかりました。

お宅を訪問する際は、その後に予定を入れないようにしたり、あらかじめ終わりの時間を遅めにに設定して行くことにしていました。お話し好きの人、聴いてほしい人は、余裕で1~2時間話します。後の予定が…など心配せずに、「じっくり聴く」と覚悟を決めて出かけるほうが、自分の心構えも違います。そして、相手に心置きなく話し尽くしてもらいます。

何度もこういう経験をして、クレーマーと呼ばれる人や、難しい人たちを手なずけて(笑)きました。あるとき、窓口で職員に対して大声で怒鳴っている人がいました。その人は以前、私がじっくり話を聴いてあげていた人でした。

「●●さん、どうしたんですか~?」

とニコニコ近づいていったら、態度が一変、その人は怒鳴るのをやめました。そこでまた話を聴いてあげると落ち着いて、帰って行ったことがありました。対応に困っていた職員に、大変感謝されました。

話を聴くことで、相手は満足してくれ、良好な関係が保てます。その後に交渉が控えているとすれば、円滑に進むし、今後別の仕事で関わるときには、味方になってくれたりもします。

ここまでは、仕事においての聞き役で、役立った点について書きました。
こうして身に付けた聞き役スキルですが、プライベートな関係での会話では、自分の中にモヤモヤが発生することに気が付きました。

聞き役に徹して気付いたこと

プライベートな関係においても、相変わらず「聞き役」に徹していました。
私が「聞き役」をしてきたことで、気付いたことがあります。

  • 聞いてばかりいても、自分が話す番はまわってこないことがある

  • 聞いてばかりいたら、話下手になった

  • 私って、つまらない人間だなと思うようになった

ということです。ここから先、ちょっと毒づいていたらごめんなさい。

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