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占い、相性 よりも大事なこと#2

ひろ健作です。

きょうはちょっと前フリから。

この写真はハイアットリージェンシー東京から撮
った夜景です。

今度の8月11日(土)から13日(月)の3日
間、3か月ぶりに東京に出張します。

この夜景を観ると静かな気持ちになれる。ガラス
越しからは音が聴こえない。暮れて行く夜景と共
に、東京でのお仕事に思いをはせます。セミナー
や個人コンサル、アカデミーで逢える人たちに――

どんな人と出逢い、変わっていく瞬間に立ち合える喜び

これって自分のこと以上にワクワクする。仕事じ
ゃなくなる。「より良い人生を歩んでいきたい」
「自分の願いを叶えていきたい」「なりたい自分
になりたい」。

諦めかけたり、ダメだと言われ落ち込んだり、う
まく自分を表現できず、恋愛や結婚に躊躇したり
……そういう人が魅力あふれる人へと変わっていく
――そんな瞬間に立逢えたらもう至福のよろこび。

遠くの地平線が美しく観える専用の部屋。最高の
ロケーションのこの部屋からは真正面に富士山が
観えます(小さく尖っているのがそれ。観えるか
な!?)。

「久しぶりひろさんと逢っていろいろ尋ねたいな」
「れいこさんに手ほどきを受けたい」「ほかの人
では味わえない斬新な切り口で自分の人生を解い
てみたい」

「自分の才能に目覚め、魅力あふれる自分になり
たい」「せっかく生まれてきたんだから思う存分
人生を楽しみたい」そんなふうに感じたらお越し
ください。そのままのあなたでOKです。

ほんわかとした温かい空間で、ほかでは得られな
い新鮮な喜びと感動がありますよ。

ほかとどう違うのか? ひろ&れいこのコーチ
参考)ブログ記事
▼『善人』が【悪人】になってしまうわけ
https://ameblo.jp/hiro-reiko/entry-12396502902.html


では、本題に入っていきましょう。
ここからはストーリー形式で書いていきます。

〇 はじまり---------------------------------------

(主人公ひろは20代半ばに差しかかっていた。
好きなことをし、行きたい場所に行く。オシャレ
なレストランを見つけ、美味しいものを食べる。

誰とでも友だちになり、いくらでも増やす。いい
なと想う子には思い切って声をかけ、親しくなる。

だけど、どこかひどく疲れていた。いつも心のど
こかにモヤモヤ感があった。

それが何かはわからなかったが、ひとりになると
力が抜け、むなしさが気持ちのどこかに生まれて
いた。仕事にやる気を見出せず、怠惰な気持ちが
まん延していた。)

――占い師が言ったこと。

「ツキがない」「顔の相が悪い」「薄幸」「相性
が悪い」前の彼女が相談した占い師も、いまの彼
女が相談した占い師も、答えは一緒だった。

あなたがそこまで悪く言われたらどう思うだろう
か?

それを付き合っている彼女から聴かされたら? 
相当嫌な想いをするのではないだろうか。

「あなたのこと冷たいって言っているわ。結婚し
ないほうがいいって」

前の彼女は写真を占い師に見せ、判断を仰いだと
いう。

「私はそういうの信じないわ。でも……」

勝手にそんなことされて平静でいられる男がいる
だろうか。ひろはキレた。

「降りろ! ふざけるのもいい加減にしろ!」

抑えていたマグマのような想いが爆発した。車か
ら引きずり降ろそうとすると、恐ろしいほどの力
で反抗した。

「いやよ。ゼッタイに降りない!」

彼女は写真を占い師に見せたことをひろに黙って
いた。それをわざわざ話した。こちらの気持ちを
確かめるように。

占い師は顔や雰囲気から伺える内面の暗さを言い
当てたのかも知れない。ひろはやさしい瞳の奥に
「怒り」を秘めていた。

まるでマザーテレサかと思うような慈悲深い自分
がいるかと思うと今度は犯罪者のように冷酷な自
分も同居している。ふだんはとても温厚だが、ひ
とたびキレたら怒りの矛先が収まるまで止まらな
かった。

ふたつの自分が共存する――繊細でむずかしい性
格だったのだ。

当時付き合う女友だちからは、「ジャニーズ系で
かわいくてやさしい」と最大限のほめ言葉がもら
えた。そうかと言えば一方では、「人間的に冷た
い。信じられない」と真逆の評価をされた。

昼と夜の顔が豹変――ジキル博士とハイド博士の
ような、善人と悪人の二律背反の性格を持ち合わ
せていたのだ。

どうして、”そんな性格” になったのだろう……

それは、父と母からの影響だった。

外では善人の顔を持つ重役。しかし家に帰ればワ
ガママし放題のヒステリー。7時のNHKニュー
スをご飯そっちのけで視聴。耳の遠い父はボリュ
ームをMAX近くまで上げ視聴。その時間は至福
の瞬間。食卓テーブルを離れ、夕食そっちのけで
テレビの前にひとり居座っていた。

政治・経済のニュースが終わり、地方・芸能ニュ
ースへと変わると食卓へ戻る。それから今度はひ
ろの一日の様子を母から聴かされる。まるで告げ
口されるように――その横でひろはじっと聴かさ
れる。

「やれば(勉強)できるのに。やらないといけな
いことはいっちょんせんで、好きなこと(文通:
いまでいうSNS友だちづくり)は腹一杯する。
なんでできんとかね」

頭ごなしに否定し続ける父、傍観者の母、そんな
ふたりに育てられたらどうなるだろう? ひねく
れるなというほうがムリなんじゃないかな。

父は、自分の行儀の悪さは棚に上げ、人のアラは
次から次へと指摘する。ひろは、はらわたが煮え
くり返る想いだった。

父は、連れてくる彼女にことごとくケチを付ける。
やれ「暗い」だの、「性格がキツ過ぎる」だの、
まるで自分が結婚相手を選ぶかのごとく横やりを
入れるのだ。ろくに相手と話をせずレッテルを貼
る。

「ぼくの人生をそんなにめちゃくちゃにしたいの
か。そんなに自分の息子がかわいくないのか。あ
んな父にはゼッタイにならない」内心つぶやいた。
小6の卒業文集には「表と裏、かげひなたのない
人間になる」と書いていた。それは父を反面教師
としてのものだった。


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