アメリカに行ったら見てほしい宇宙系観光スポット ①はじめに
2020年の3月中旬、コロナの影響が本格化する直前に、アメリカ西海岸のカリフォルニアから東海岸のフロリダを旅しながら、宇宙系観光スポットを巡ってみました。どんなものが見れるのか、体験できるのかを中心に、日本とは違った面白さを紹介したいと思います。宇宙に少しでも興味のある方に読んでいただければ幸いです。
この記事では、概要として「訪れた場所」と「おすすめする理由」をまとめています。
キーワード:宇宙、NASA、Space Center、Spaceport America、宇宙港
訪れた場所
「アメリカ」と「宇宙」と聞いてまず思い浮かぶのは、NASAではないでしょうか。NASAの研究施設はアメリカ全土にありますが、その多くでビジターセンターを整備しており、一般の方や旅行者でも本物の宇宙開発に触れることができます。特に有名なのは、ロケットが打ち上げられるケネディスペースセンター(Kennedy Space Center、フロリダ州)と、宇宙飛行士との通信拠点であるジョンソンスペースセンターです。ジョンソンスペースセンターのビジターセンターは、ヒューストンスペースセンター(Space Center Houston、テキサス州)と呼ばれています。
今回の旅行では、NASAのビジターセンターをメインに、ニューメキシコ州にある民間の宇宙港スペースポートアメリカ(Spaceport America)と、カリフォルニア州にある博物館カリフォルニアサイエンスセンター(California Science Center)も訪れてみました。訪れた順に並べると、以下のようになります。
(1)カリフォルニア州:カリフォルニアサイエンスセンター
(2)カリフォルニア州:ジェット推進研究所(NASAのビジターセンター)
(3)ニューメキシコ州:スペースポートアメリカ
(4)テキサス州:ヒューストンスペースセンター
(5)フロリダ州:ケネディスペースセンター
スペースポートアメリカは、宇宙旅行会社Virgin Galacticの拠点として注目されている宇宙港です。
カリフォルニアサイエンスセンターはSpace ShuttleのEndeavorが展示されている博物館で、ガイドブックにも載っています。それぞれについては、次回以降の記事で紹介したいと思います。
上記で挙げた以外にも、カリフォルニア州ではSpaceXの工場やVirgin Orbitという会社のオフィスにも訪れました。こちらは外観を見るだけになります。
地図で表すと
地図上に訪れた場所をまとめてみました。ご覧のように、結果としてアメリカを横断することになりました笑。期間は2週間弱です。途中シカゴに寄り道していますが、その分を考慮しても10日程度は必要だと思います。NASAのビジターセンターは他の州にもあるので、旅の計画時にはこちらを参考にしてみてください(NASAのHPに飛びます)。
宇宙系観光スポットをおすすめする理由
アメリカは宇宙開発のトップランナーであり、人類で唯一、月に人間を送った国でもあります。そのため、アメリカ以上に宇宙開発を肌で感じることが出来る国はないでしょう。日本で、同じような質の展示に出会うことは、大変難しいと思います。宇宙に少しでも興味があれば、後悔しないよう是非訪れてほしいです。それがおすすめする理由の一つです。
もう一つの理由は、旅程に組み込みやすいことです。というのも、先ほどのマップでわかるように、アメリカ全土に宇宙系観光スポットは点在しています。例えば、フロリダ州のケネディスペースセンターであれば、オーランドにあるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートから、車で1時間程度で行けます。
最後の理由は、NASAのビジターセンター=遊園地、という点です。詳細は次回以降の記事で紹介したいと思いますが、ヒューストンスペースセンターのような大きいビジターセンターは、日本によくある「見るだけの博物館」ではありません。アトラクション、シアター、本場ユニバーサルスタジオのようなトラムツアーまであります。実際、現地では大人も子供も楽しんでいますし、平日でも大賑わいでした。また、嬉しいことに元宇宙飛行士に会うこともできます。決まった時間になると現れて、目の前で解説してくれます。遊園地でいえばキャラクターのような立ち位置でしょうか。
以上がおすすめする理由です。次回以降の記事では、各観光スポットの詳細をまとめたいと思います。