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協議会の報告(その2)。「新一般廃棄物最終処分場建設候補予定地の決定」について

 名取市議会議員のさいひろみです。

 議員協議会の報告、その2です。

 一般廃棄物最終処分場問題というのは、ここ数年の名取市の懸案事項です。それが具体的になったので、協議会での説明となりました。

 https://kahoku.news/articles/20210120khn000020.html

 この記事にあるように、西部の愛島塩手にある旧名取スポーツパーク(ナスパ)の敷地の一部を予定していたのですが、進まなくなり、改めて公募していて東部の小塚原になったのです。

◇候補予定地、その場所を見てきました

 住所だと、名取市小塚原字西土手外地内です。Googleマップのデータが古いようで東土手外になっており、また、周辺のかさ上げ道路等が入っていませんが、位置的には合っています。

 協議会の前に、現在の状態を見てきました。(東側に面するかさ上げ道路から、北西方向に向かって撮影)

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 一部、宅地になっていて倉庫(or作業小屋)として使われているようです。そのため、上の写真には船が写っています。

 また、半分以上は原野(空き地)になっているので、入ってみました。
 地内にはY字の水路があって、幅は5m位でしょうか。鳥ものんびり泳いでしました。
 水路沿いには、クルマで走った跡もあるので、行き来はあるようです。

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 地内には、上の写真の水路に接続する暗渠が走っているようです。

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 また、2019年10月の台風第19号で、この周辺の水田に稲わらが溜まった記憶があったので、保存していた当時のSentinel-2の画像を見直してみました。
(QGISでSentinel-2の画像に国土交通省の国土数値情報を重ねたものです)

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 Googleマップと、ほぼ同じ位置を画像にしてみました。
 重ねた国土交通省の地図情報でも、地内に水路が流れています。そして稲わらは地内にも若干入っているようにも見えます。(薄い茶色が覆っているように見える)

◇水害のおそれがある場所では?

 現場で見てきたことや、台風第19号のことを整理して聞いてみました。

Q:地内にY字の水路が走っていて、道路沿いにある真ん中の田んぼから流れて横断する暗渠があったり、台風19号の時には稲わらも集まっているようで、水の流れなどを考えなければならない土地ではないのか。最終的に亘名組合が調査して決めるとしても、市としてどこまで考えていたのか。

A:地形などについては、亘名組合の方で調査なり、検討をすることになる。細かいことは市の検討委員会では検討していない。

Q:建設コスト的なものも考えていないのか。

A:基本的には法的規制などの諸条件を検討して、意見を付けて建設候補予定地ということで、亘名組合に話をしている。具体的にどのような施設になるのか、細かいところまで想定していないので、事業費などは検討委員会では審査などはしていない。

 この答弁から考えると、市としてはホントに予定地を出すだけということでしょうか。

◇まとめ

 私の他にも多数の議員から質疑がありましたが、総じて言えることは「細かい調査・検討は亘名組合にお任せになりそう」です。
 確かに「建設候補予定地(=建設候補地ではない)」ですけど、もうちょっと丁寧さがあっても良いのではないかと考えました。

 場所の目処は付きそうですが、何かすんなりいかない気がするけど、大丈夫なのだろうか・・・。

 亘名組合でも組合議会があり議論されるはずなので、そちらも注視して行きます。

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