12月議会、一般質問の報告(その4)「4.共生社会に向けて」、の巻。(追記あり)
※12月25日に追記しました。(一番下です)
大項目の4つめは、話題が大きく変わっています。(要点をまとめました)
こちらは、いただいた話題を土台にしています。
4.共生社会に向けて
1)公共施設の新築・改築の際には、障がい者などの利用者の参画を推進し、ユニバーサルデザイン仕様とし、また既存の施設については、利用状況や利用者の声を定期的に確認し、よりよく施設を改善していくべき。
答弁:公共施設の新築・改築時の施設計画にあたっては、多くの利用者がストレスなく施設利用でき、安全性に配慮した施設計画を心がけている。
採用するユニバーサルデザインについては、施設利用者からの要望、施設運営担当の意見、施設の先進事例等を参考に可能な範囲で取り入れている。
より多くの利用者が求めるデザインを反映するため、どのような場面で障がい者を含む利用者の参画が有効かは、今後検討したい。
また、既存施設については、利用者の使用状況、要望等について機会をとらえ確認するとともに、施設管理者として利用者にとって何か不便・不自由なところがないかなど目配りし、よりよい施設改善に努めたい。
◇まとめ
市内の施設を利用した方から、写真のように、車椅子の前輪が砂利に引っかかるので「障がい者の視点で施設確認がされたのか?」という話題の提供を受けました。
これって調べてみると結構、大きな問題でした。
色々確認してみると、施設のチェックなどはない(なかった)ということで、市の姿勢を改める必要があると考えて提起しました。
共生社会の実現には、必要な対応ですので、関係者と協力して進めていきたいです。
※12月25日追記
一般質問が終わって、少ししてから復興部より情報をもらいました。
「株式会社かわまちてらす閖上」の役員会があって、施設改善の検討に入ったそうです。
復興の予算も入っているので、国の意向を確認し「OK」が出たとの話です。
また、点字ブロックの上に、イスやテーブルなどが置いてあることについても指導済みとのことでした。
今後、車いすやベビーカー利用者へ配慮した、通路の確保の検討に入るそうです。(下の写真ような、導線を分断する砂利を、一部舗装するなど)
また、国の意向がOKになっても、当初の設計から変更になるので、手続きや調整も進めていくことになります。
ただ、南側(道路に面した側。下の写真)は、難しいところ(余裕がない・狭い、勾配が付いている)があって、継続的に検討を進めていくようです。
社会訓練で、障がいのある方などが多く来ていることを会社として認識しており、指摘も受けていたので、この問題についての理解は早かったと聞きました。
国からの予算と、会社としての予算もあることから、すぐにできることではないのですが、非常に前向きに進みそうです。進捗を見守ってみます。
それと「新規の公共施設をどうするか」については確認させて欲しいとのこと。
現在建設中の「名取市震災復興伝承館」もあることから、是非とも参画を進めて欲しいと要望を述べておきました。
この話の中で、以前(といってもかなり前?)、名取駅西口から延びる「実方通り」の整備の時に、(担当課長の記憶によると)障がい者団体の参画があったようだ、とのことを聞きました。
詳しい記録があまり残っていない(?)ようですが、それ以降はされていないです。
取り組みとしては先駆けた感じでしたが、その後に続かなかったのが残念です。
これらの件については、時代の流れもあるので、是非とも考えていただきたいことですし、進めていくように今後も注視していきますよ。
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