下増田公民館と下増田児童センターを合築して移転。既存の建物は解体ということは・・・。
名取市議会議員のさいひろみです。
20日(金)に、議員協議会がありました。
下増田公民館と下増田児童センターをくっつけて、移転して建てる(=複合施設化)というものです。
新しい公民館・児童センターは、令和5年(2023年)5月に開館予定との説明を受けました。
公民館ができたのが昭和56年(1981年)なので、そのころは廻りに田んぼが拡がっているのどかな風景だったような記憶があります。
ここ約10年ほどで、区画整理事業で美田園地区ができてから人口が大幅に増えて、非常に狭い施設になってしまいました。
地域からの要望が出ていたこともあり、予算や決算でこの課題について取り上げてきています。
令和2年財務常任委員会(2020年3月17日)の議事録より要約
◯委員(齋 浩美) 下増田公民館の改築要望が議会懇談会等々、地域の皆さんからも言われている中で、新年度改築という声を受けての対応、取り組みがあるのか伺います。
◯生涯学習課長(大久保啓二) 下増田公民館の改築に関しては、今回予算は計上しておりませんが、人口増加に伴う狭隘化、老朽化については認識しているところです。また、隣接する下増田児童センターにおいても、同様の課題があると捉えております。複合化の可能性や建設場所の選定など課題の整理を、今こども支援課とも話をしながら行っている段階で、これから必要な予算は時期を捉えて計上していければと思っております。
直近の9月議会の決算でも取り上げ、令和元年度末から動いているとの答弁がありました。
そんな背景があってのこの話題です。ようやっと動いたというのが感想です。
場所は下増田小学校の西側で、旧美田園第3仮設があったところです。さらに、下増田小学校の校庭を削って建てるというものです。
小学校の校庭を現在の14,000平方メートルから、4,000平方メートルを削ります。
ここにも質疑が集中しましたが、文部科学省の基準では下増田小学校だと7,200平方メートルあれば良いということで、余裕もあるようです。
私の質疑の中で気になったのは、児童センターです。
児童センターは、2つの建物からできています。西側に木造のしゃれた造りの建物があるのですが、震災復興支援活動の一環としてイケア・ジャパンとセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)から寄贈を受けた建物です。
「Piyo piyoハウス」の名前で利用されていますよ。
https://www.ikea.com/jp/ja/this-is-ikea/newsroom/20140701-kodomo-pubacc39880
https://www.savechildren.or.jp/scjcms/sc_activity.php?d=1997
現在の姿は、休日に写真を撮ってきました。
この建物について、どのような扱い(解体・移転など)になるのかを聞いてみました。
結論からすると「解体」です。
イケア・ジャパンとセーブザチルドレンからは了解を取っていること、挽き家するにしても多額の費用がかかることが理由とのことでした。
せっかくもらったのに、解体。令和5年(2023年)5月に新公民館・児童センターが開館するので、築8年とまだまだ使えるのですが・・・。
今後、地域の皆さんに開かれた形で検討会や説明会が開かれるので、最後にお別れ会とか企画できないのか、意見が出てくるのではないでしょうか。