12月議会、一般質問の報告(その2)「2.大雨による館腰地区の水害について」、の巻。
一般質問の大項目2は、館腰地区の水害についてです。(要点をまとめました)
2.大雨による館腰地区の水害について
1)平成6年(1994年)9.22豪雨からの、浸水対策の進捗と課題は。
答弁:浸水対策の進捗として、平成6年9月の豪雨を契機に、降雨強度基準をそれまでの7年確率降雨(時間当たり46mm)から、10年確率降雨(時間当たり52mm)に見直しを行い、平成9年8月から、10年確率降雨により整備を行っている。
現在は、増田地区に雨水調整池を築造中で、館腰地区の整備は、増田第8排水区の整備完了後に着手する予定。
浸水対策の課題は、関係機関との調整や地域住民との合意形成に日数を要すること、多額の事業費を要することから、財源の確保が課題である。
2)名取市雨水対策基本計画(既成市街地)にある、内水浸水想定区域図や洪水ハザードマップを作成・更新、配布・普及し、読み取る教育も進め、自助・共助対策も進めるべきではないか。
答弁:内水浸水想定区域図は、本市において、既成市街地に関し、内水浸水のシミュレーションを行っている。現在、水防法では、内水浸水想定区域図は、既成市街地のみならず、市内全域に、最大規模想定降雨の想定のもと作成するとされている。
内水浸水想定区域の作成にあたっては、データを所有する課等で連携を図る体制づくりを含めて、今後、内容を整理し、作成に取り組みたい。
また、洪水ハザードマップは、内水浸水想定区域図作成後に、作成・更新、配布・普及し、読み取る教育も進め、自助・共助対策も進めたい。
3)川内沢川中流域の早期の拡幅・改良などを、国・県に対して、より一層強く要望すべき。
答弁:川内沢川ダムの早期完成と空白期間を開けることなく中流域の改修着手について要望を重ねている。
11月22日にも、宮城県知事及び東北地方整備局長あて要望会があったが、以前より、中流域の改修は、ダム完成後の着手と回答をいただいている。
しかし、台風19号の大雨により浸水被害があることから、川内沢川の越水箇所の調査と、応急的な安全対策についても要望した。
中流域の改修は、困難が予想されるJR東北本線と国道4号のボトルネック2箇所を含めた河川改修の詳細設計着手と、越水被害を少なくするための部分的な河川改修をさらに強く要望したい。
◇まとめ
11月の議会懇談会で、館腰地区の市民の皆さんから聞いた内容や要望、私が聞いてきたことなどでまとめました。
25年前の大雨から、ほとんど進んでいないことがわかりました。(予算的なものもありますが、)
雨水対策計画に書いてある内容が進んでいないので、一日でも早い対応を求めていきます。
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