「議会の見える化」(その2-1) 2023年の本会議を全てまとめてみた
名取市議会の2023(R5)年の本会議(一般質問を除く)を全てまとめました。(予算と決算審査は分離しています)
◇ 本会議での累積発言回数
2023(R5)年に、市議会は5回、開かれています。これらを合算しました。
一般質問を除いていますが、上位3名がダントツになっています。下位は、期数の大きい方・1期目の議員が多いです。(議長も発言していません)
◇ 本会議の発言から分析
本会議の発言をまとめて「全て合わせたもの」「議会と執行部に分けたもの」の2つで共起ネットワークを作りました。
↑↑ 一般会計から放射状になっているので、補正予算での議論が多いようです。「新型コロナウイルス感染症」も見えます。ここから推測すると、過去をさかのぼると、同じように出てきそうです。
また「特別会計」で「土地」と「愛島」地区に関係する「用地」も出てきています。愛島台の工業団地造成に関わる予算も見えてきました。
ただし「条例」「改正」も、それなりに大きな円になっていることから、細かい議論はしきい値の都合で出てきませんが、多くの議論があると捉えています。
↑↑ 議会と執行部に分けると、議会側で特徴的と思うのは「新型コロナ」が出てきたところです。同様に「ワクチン」も出てきました。議会側からの言及があるようです。
◇ 本会議の発言から対応分析を作成
「全て合わせたもの」「議会と執行部に分けたもの」の2つで対応分析を作りました。
↑↑「世帯」が大きく外に出ているので、特徴的です。低所得者などを対象とした給付金などの議論が関係しています。
右上には「12節」が出ていますが、すぐ近くの「委託料」とセットになっています。お金の使い方として委託料についての指摘も多いです。
↑↑議会と執行部で分けると、執行部側では「特別会計」が出てきました。特別会計は共起ネットワークのところでも書きましたが、愛島台の土地造成に関係するものです。
逆に議会側では「12節」が飛び出していますが、こちらも先に書いた委託料につながるものです。
◇ まとめ
過去のものとして2023(R5)年をまとめました。
2024年に比較してデータ量が多くなります。この辺りが(データ量の)基準になりそうです。
おそらく条例改正に関わる部分が大きく出るかも?と考えていましたが、分析を進めると細かい議論に分かれるようです。思ったよりも条例関係が出てきませんでした。
では何が多いかというと、補正予算に関係する議論が大半を占めているようです。補正予算だと、チェックする量が多いことと、市民の関心が高いと思われる「お金の使い方」なので、それ故に議論が集中しやすいと捉えて良さそうです。
全体を通してみると、今回の「見える化」の中では、愛島の工業団地の造成に関係する議論が浮び上ってきました。KH Coderを使うことで、何かしら見えるのでは、と予想していましたが、見ることができたと考えています。
次回は、2023(R5)年の予算と決算の審査の予定です。
◇ マガジンをつくりました
一連の記事を見やすくするためにマガジンを作りました。こちらでまとめてみられるよう作っていきます。
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