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児童センターと中学校を訪問しました。(前編)

 名取市議会議員のさいひろみです。

 4月6日(火)、日本共産党名取市議団で、児童センターと中学校を訪問してきました。
 訪問したのは、増田児童センター愛島児童センターです。施設の見学が中心でしたが、幅広いお話を伺うことができました。

 この段では、最初に児童センター訪問をまとめます。中学校は後日もう一校を訪問予定となったので、そちらと合わせて後編とします。

◇ 名取市の児童センターの数や運営形態

 名取市には、児童センターが10ヶ所あります。各小学校に1ヶ所です。ただし、高舘のみ高舘放課後児童クラブ(増田西児童センター高舘分室)という名称になっています。(そのため全部で11ヶ所になる)

 児童センターの運営形態は2つ指定管理によるもの直営によるものです。増田児童センターは前者愛島児童センターは後者になっています。
 なお、指定管理になっているのは増田の他、下増田と那智が丘です。

◇ 増田児童センター

 まずは増田児童センターから。館長さんに応対いただきました。

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 増田児童センターは、児童数の増加もあってプレハブ造りの別館(クラブ室)が建てられました。4月1日(木)に開館しています。
 建設のための補正予算の審議の中で、建設予定地に遊具があって撤去されることが明らかになっていたのでした。(子供の頃、この遊具でよく遊んだものです・・・(遠い目)

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 実際に見てみると、長期間使えるようなしっかりした造りのものでした。最近のプレハブって進化していますね。外回りもプレハブっぽくないですよ。

 増田児童センターでは、(撤去された)遊具が無くなっても、増田小学校の校庭が使えるので、遊ぶことには問題ないとのことでした。これを聞いて安心です。
 この日は天気も良かったので、跳ね回っている子どもたちを見て、次の愛島児童センターに向かいました。

◇ 愛島児童センター

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 次の愛島児童センターは、旧愛島公民館を改修したものです。

 考えていた愛島児童センターの課題は、愛島小学校の児童数の激増→利用者も激増することによる施設の狭あいです。
 このため過去の補正予算で、近隣の一戸建を借りて別館とする補正予算があったのでした。が、諸事情で取り下げられ、その後に愛島小学校の教室の一部を借りることになったのでした。

 増田の後に愛島に行くと、建物も敷地も狭いことを感じます。

 遊ぶために愛島小学校の校庭を使うにも、下の地図を見るとわかりますが、愛島児童センターは小学校と道路(市道)を挟んで西・東に向い合っています。
 この道路(市道)ですが、割と交通量が多く、(当然)信号を渡る必要があります。そのため低学年では少し難しそうです。(そのため、小学校の校庭で遊べるのは高学年のみだったはず)

 狭いのを何もしないというわけでもなく、南側の駐車場の半分を、園庭にする工事が進められていました。

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 根本的に元々は公民館だったので駐車場を園庭に改修しても狭く、遊具もあるので、拡張しても走り回るのは難しいと感じました。別な方法を考える必要がありそう。

 では、中に入って見学です。

 入ってみると、この日は室内(やホール)にいる児童が多かった印象です。(この辺は増田と違う)

 職員の方にお話を伺うと、夏場はホールの室温が上がって、冷風機などを設置しても効き目がないことが多いとのこと。ホール天井を見ても、遮熱がなされていないようです。これは改善を求める必要がありますね。
 夏場にもう一度訪ねてみましょうか。

 次に愛島小学校の教室側を見学に向かいました。

 教室に入ると、ちょうどお昼の時間。みんなでお弁当です。
 対応する職員は2名でしたが、食事前にテーブルの消毒作業をしてから「いただきます」となりました。

 場所が別れていると、職員の行き来や児童の人数などの管理に手間がかかりそうと感じました。

◇ まとめ(考えたこと)

 施設に対しての不満は、それぞれあります。児童が余裕を持って時間を過ごせるような施設になるように考えて行きたいところです。(ハード面)

 また、どちらのセンターでもお話を聞いてほぼ共通だったのは、職員(児童厚生員)を取り巻く待遇や人材確保でしょうか。(ソフト面)

 名取市では、ここ数年の新年度予算(と補正予算)の中で、人材サービスを使って保育士と児童厚生員の確保を進めています。
 議会の質疑の中でも、人材が集まらないことは明らかになっていましたが、更に背景などのつっこんだお話を伺うことができました。

 応募する方の家庭の事情や待遇面での理由で、なかなか想定したように集まらないというのが現状のようです。
 例えば、新卒だけではなく、子育てや介護などを抱えて働くベテランの方ですと、働く条件が単純ではないこともあります。

 それと、どこでも話題になっていますが、単価が低いというのもあります。(リンク先は保育士になっていますが、児童厚生員も同じです)

 現場で聞いた声を土台に、今後の議会活動に活かしていきます。

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