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一般質問を整理してみた。2016年(平成28年)編、の巻。

名取市議会議員になって、3年と8ヶ月が過ぎました。
いままでどんな一般質問をしてきたのか整理してみました。

◇2016年(平成28年)2月議会(第2回定例会)

1.若者の労働環境について
 1)地方創生総合戦略の実現のため、安定した雇用を保障し、若者の定住を図るべき。
 2)企業誘致を進める上で、正規雇用を保障させるべき。
2.リフォーム助成制度について
 1)名取を誇りに思い、いつまでも住み続けたいと選択されるまちづくりのため、リフォーム助成制度で住環境の改善を進めるべき。

※いま考えると※
まさにデビュー戦で、公約実現といっても、どうやって質問というカタチにするのか、そもそも一般質問ってどんなものなのかなど、ギリギリまで調整などをしていたのを忘れられません。
この他にも、議会の作法(?)の勉強会や、2月議会なので「予算審査」もあって、デビュー戦にしてはかなりハードだったのでした。


◇2016年(平成28年)6月議会(第3回定例会)

1.仙台空港民営化の課題について
 1)将来予定される運用時間の拡大にどう対応していくのか。
 2)便数増加による騒音にどう対応していくのか。
 3)民営化は本市の復興や発展にどう還元されるのか。
 4)地域連携による観光振興に取り組むべき。
 5)ターゲットを絞った外国人観光客誘致を図るべき。

※いま考えると※
ハードなデビュー戦を乗り越えて、何とか議会の雰囲気がつかめてきたのでした。
ちょうど、仙台空港が民営化するのもあり、空港周辺地域でも運用時間延長についての心配・不安などが、少しずつ聞こえてきた時期でした。
まさにホットな話題ということもあって、取り上げました。
この頃から、市でもインバウンド対策への力の入れ具合が変わってきたように思えます。


◇2016年(平成28年)9月議会(第5回定例会)

1.子ども医療費助成制度について
 1)県が拡充の方針だが、本市はどう対応するのか。
 2)通院の助成を中学3年生卒業時まで拡大し、所得制限と窓口一時負担をなくすべき。
 3)県にさらなる拡充を求め、本市として高校卒業時まで拡大すべき。
2.就学援助の支給時期を見直すべき
 1)今年度の支給はいつだったのか。
 2)支給時期が4月(入学式)以降になっている理由は何か。
 3)就学援助の早期支給を実現するために、就学援助申請書を早期に配布すべき。
 4)就学援助担当の専門部署(チーム)を設置し、支給事務の迅速化・効率化を図るべき。
3.各種奨学金制度について
1)市として無利子型奨学金制度を創設すべき。
2)地元企業就職希望者を対象とする、地元企業振興とセットにした「奨学金返済補助制度」を創設すべき。

※いま考えると※
私の公約には、「子ども医療費助成の18歳まで」と「市独自の奨学金制度」があります。ここで、まずは医療費について、取り組みました。
このときは、県の子ども医療費拡充もあり、市として小学校卒業から中学生にまで拡充することができました。
奨学金については、中学生・高校生の子どもを持つ同級生と話をすると、理解をもらえる公約です。(世帯所得が上がっていない実情も聞きますので)
今後も、実現に向けての取り組みが必要です。


◇2016年(平成28年)12月議会(第7回定例会)

1.国民健康保険の課題について
 1)国民健康保険の都道府県化への対応・準備の進捗は。
 2)国民健康保険税の資産割を廃止した場合の、財政への影響はどのくらいになるのか。
 3)国民健康保険の財政調整資金を市民に還元し、国民健康保険税を引き下げるべき。
 4)国に対して「被災地国保の財政支援の拡充」を求めるべき。

※いま考えると※
こちらも公約を取り上げました。
国民健康保険(国保)制度は、非常に難解です。
担当課でも使っている実務ハンドブックを見ましたが、かなり分厚いのですよ。しかし、これを読み解かなければいかん!ということで、時間をかけて読みました。
また、過去の一般質問を引っ繰り返し、何を切り出せば良いのかなどの検討をしていました。
国保税はもちろん税金なので過去の予算書・決算書も公開されています。さらに、情報公開制度を使って実務レベルが持っている予算・決算の整理をして、それを持って質問に臨みました。
ここを起点として、この後の予算・決算・補正予算での、質疑に結びついて、後々に国保税の低減につなげることができました。


◇2016年(平成28年)をまとめると。

大項目として7項目を取り上げました。
議会デビューした年で、議会の作法(?)や、案件の調査方法などもわからない中でしたが、党の自治体担当などのサポートもあって、いろいろな局面を乗りきってきました。
後半では、担当課へのヒアリング情報公開制度の活用などで、質問の厚みを持たせることができました。(情報公開制度を使っていない議員も少なくないように思います)
そして、自分の質問・議会活動のカタチというのも確立しつつかな?という1年でした。

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