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フィジーでの食材調達で私が経験した良い点と悪い点について
こんにちは。
hiroです。
今日は私が今住んでいる国フィジー(首都スバ)での食材調達についてお話ししようと思います。
食材調達は何処でするのか?
1.マーケット(市場)
(↑鶏も生きたまま売ってます↑)
では、まず最初に私が仕入れを行う際に外せないのは地元のマーケット(市場)です。
マーケットの良い点はやはり新鮮な野菜や魚介類が手に入るので私は他の国と同様ここフィジーでも毎日の様に通っています。又、スーパーマーケットよりも色々な食材が安価で手に入るのも良いとこでは無いでしょうか。
次に悪い点というか困ってしまう事なのですが現在日本、又は他の先進国では元々は冬が旬の食材でも夏が旬の食材でも大抵は安定供給されているのが現状です。勿論、例外の食材もありますが...
しかしそれは温室栽培や生産者さんの総意工夫によるものなのですがここフィジーではその常識は全く通用せず季節ごとに全く異なり一ヶ月前まで有ったものが今月は無いなんて事もしょっちゅうあります。まあ、季節毎に旬の食材が入れ替わるというのは至って普通と言えば普通なのですがメニューを組む際にそれに慣れていない一年目は苦労した思い出があります。
2.スーパーマーケット
私個人の感想ですがスーパーマーケットの良い点は輸入食材が豊富に揃うとこです。因みにここで言うスーパーマーケットは高級スーパーマーケットの事を指しています。
少々、値段は張りますがイタリア産のパスタや小麦粉、キッコーマンの醤油や味噌、豆腐など和食には欠かせない調味料や他にもアジア食材なんかも手に入ります。ここでは主に輸入物の乾物系や冷凍物を主に購入しています。
私の好きなレッドブルもあります 笑。
本場イタリアのパスタなんかはイタリア料理出身の私にとってはありがたい事です。
しかし、こちらも毎回あるわけでは無いんです。”いつもあるものが無い!”、"何で?"って事も多々あります。スタッフに聞くと"最近は船が来てないから入荷が無いんだよ"と今まで他国では聞いた事のない返答が返ってきました。因みにその商品はツナ缶です。全く珍しい商品ではないのですが国の事情なのでしょうか?ここでもまだまだ安定供給が出来ていないのが現状です。
3.業者発注
主に、冷凍物の魚介など大量に確保したい時には事前発注しておけば確実に手に入れる事が出来るのでとても重宝しています。
ただ、日本の水産業者と違い1日前や二日前では商品がない事も多々ありますので一週間前や10日前とか先のことを考え事前に発注しておかないとダメな現状です。
4.海外発注
私は主に日本とオーストラリアから年2回ほどフィジーでは手に入らない物をまとめて発注しています。
私の職場では年に数回大きなレセプションがあるのでそれに合わせて発注しストックすることにしています。こちらに関しては納品に時間はかかるものの自分の欲しい物を確実に手に入れる事が出来るので助かります。
5.まとめ
フィジーはまだまだヨーロッパやアジアの先進国とは違い色々な食材が安定供給されていなかったり商品が陳列されていても傷んでいたり品質に問題を感じる事も多々あります。しかし南国ならではのフルーツや島国ならではの魚介類も豊富にあります。この先フィジーがもっと発展し生産者の考え方なども含め成長していってくれる事を願いたいですね。