#47 ㊙情報を上手く使って円滑仕事術
おはようこんばんは!サラリーマン中間管理職のひろぽんです。3月の最終週。と言っても週末はもう4月になります。外は桜が満開になりつつあります。いよいよ冬が終わり、春の到来です。私もサラリーマン24年目になります。引き続きよろしくお願いいたします。
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今日も、私の経験をベースに参考になれば幸いというお話をしていきたいと思います。
私はホテルで支配人という職位にいます。(おそらくホテル業界だと、各セクションの責任者になる役割になると思います)私の場合は、店舗支配人というより、本部部門での役割ではありますが、部下もおり、2つの担当を束ねております。
よって、部下等、担当内に業務を円滑に行うためにも、私の元にはいわゆる
「取扱注意」
の情報が、会議体や支配人同士の会話で入ってきます。
取扱注意の情報・・・いわゆる
①人の動きの人事情報
②会社の経営的な数値情報
③同業の統廃合情報(公開前)
一言で言えば㊙︎情報です。
ただ、㊙︎というと誰にも話はいけない情報のように捉えられがちですが、会社で使う言葉は「取扱注意」です。つまり、誰にも話してはいけないとは言っていないのです。
もちろん何故取扱注意になるのかを考えてみると・・・人事情報であれば
、当人及び、周囲に人への感情的な配慮や今後、変更になる可能性を帯びるためであり、経営的な情報であれば、経営状態を外部に漏れた場合に、周囲の影響や、競合へ戦略を知られることへの不利益を被る可能性など、感情面や戦略面において、不快(不利益)な事柄がありえるからです。しかも、公開前情報は、直前に変わる可能性もあり、信憑性にも関わります・・つまりその話を流した本人が不利益を被る可能性も否定できません。
それ故、まさに「取り扱い」に注意する情報ということになります。逆を言えば、適切な取り扱いをすれば、交渉等、業務上の話をするコミュニケーションツールとしてはかなり有用な武器になると私は思っています。
人事情報であれば、新しく着任する(予定)の人に対する、資格要件の確認や、システム上の権限の変更など、前もって知ることで事前の準備を行って、異動後に円滑がことが進むことができるわけです。例えば資格要件にの場合、書類の準備や、講習会に行ってもらうことも必要です。実務としは、担当(部下)が動く場合が多く
突然、部下を呼んで「○○さんの資格要件の確認と準備しておいて」って依頼すると
①なぜ○○さんについてやるんだ?
②何があったんだ?
③前もって準備する意味は?
理解に鋭い部下は、それだけでわかる気もしますが、理由もなく㊙︎で話せないから「やっておいて」の指示は私は乱暴な指示だし、指示を出す以上理由を話す必要があり、互いの信用問題にも関わってきます。
私は、別室で部下を呼びこれから話すことは「取扱注意」とした上で人事情報を話して、「なので、準備しておいてねー」ってすればいいわけです。
私がその部下に対する「取扱注意」情報で気をつけるのは、決して同僚や、職位の下の人には口外しないように添えることでしょう。そこは㊙︎が発動します。
これで漏れれば、私も処分される可能性もあります。部下に話す事だって、幹部陣からすれば嫌がられることかもしれません。それくらい信用のある部下でないと困りますが、それで上手くことが進めば、私が(㊙︎だからの理由で)ワンオペで進めていたら生産性の低下にもつながります。
また、こういった情報を部下に伝えることで、部下自身も「信用されている」「幹部陣でしか知り得ない情報を知れる」事で、1段階上の目線で仕事もできるので、上司と部下の信頼性の強化や、部下自身を次職位へ意識づけるきっかけにもなります。
取り扱いを間違わなければ、相当な武器になると私は思っているので、当然使う(行使)する際は、結構、戦略を練って使います。
気分や直感でここで使おうと、話してしまうと、最悪、取り扱いの意味合いを理解せずに、漏えいされるとか、信頼性の強化につながらない結果にもなりかねないわけです。
繰り返しですが「取扱注意情報」は、
「取り扱い」に注意すれば、説得材料や、事前準備など、円滑にことを進める強力な武器になり、また、互いの信頼的な関係値も大きく上昇します。
なので、上手に使って仕事の生産性を上げていくことを中間管理職は考えてやらないとなぁ。と考えております。
また、来週も来てくださいね。