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APPLE(AAPL):FY2022 1Q決算|サプライチェーン危機を乗り切り、四半期の売上高が過去最高!

決算発表シーズンの今回は2022年1月27日にアップルが発表したFY2022の第1四半期決算(10-12月)を解説していきたいと思います。

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1.FY2022 第1四半期(10-12月)業績ハイライト

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アップルの売上高は前年同期比で約11.2%増の$123.9Bil (約13.6兆円)、営業利益は33.5%増の$41.4bil(約4.5兆円)と増収増益。

世界的なパンデミックや半導体不足の影響で悪化したサプライチェーン(供給網)危機を乗り切り、四半期の売上高が過去最高を記録し市場予想を上回っています。

2.決算説明会のハイライト

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続いてアップルが公表しているFY2022 第1四半期(10-12月)のセグメント別の業績を詳細に見ていきましょう。

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i Phoneセグメントの売上高は前年同期比で9%増加となる$71.6b(約7.8兆円)で過去最高となりました。昨年9月に発売されたi Phone13は、2020年のi Phone12に比べて数週間早く投入され、13は小幅なアップデートではあったものの、引き続き第5世代(5G)移動通信ネットワークへのアップグレードを求めるユーザーから需要は旺盛だったようです。

また前四半期の決算のガイダンスでは、供給上の制約で年末商戦を含む四半期の売上高への悪影響が$6.0b(約6,600億円)よりも大きくなるとの見通しを示したいた中での、過去最高となる売上高。

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Macセグメント売上高は前年同期比で25%増加となる$10.9b(約1.2兆円)でこちらも過去最高となりました。「Mac」の販売も、デザインを一新した「MacBook Pro」に支えられて好調に推移しました。

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i Padセグメントは供給制約の問題により大きな打撃を受けて、売上高は前年同期比で▲14%減少となる$7.2b(約0.8兆円)

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アップルウオッチや「アップルTV」、「エアポッド」が含まれるアクセサリーセグメントの売上高は前年同期比13.3%増加となる$14.7b($1.6兆円)

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・「アップストア」や「アップルミュージック」、「iCloud」のサブスクリプション(定額制)サービスが好調

・デジタルコンテンツストアの有料アカウント数は2桁の伸びを示し、各地域セグメントにおいて第10四半期に過去最高を記録

・また、有料会員数も引き続き非常に高い伸びを示し、サービス全体の有料会員数は7億8,500万人を超え、昨年から1億6,500万人以上増加

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地域別の売上高は、米州と欧州、中国でいずれも前年同期比で増加しましたがが、日本だけは約1b(約1,100億円)の減少となりました。

3.業績の総括

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今回の実績はiPadを除くすべての部門において市場予想の平均値を上回り、売上高、EPSも市場予想を上回る結果となりました。

4.2022年第2四半期(1-3月期)ガイダンス

ガイダンスの発表はなかったものの、第1四半(10-12月期)と比べて、売上高成長率は緩やかになるとの見通しを示しています。

5.市場の反応

決算発表直後、株価は時間外で一時5.8%上昇しましたが、後日 アップデートします。

6.最後に

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またこれからもGAFAMを中心とする米国や中国の高成長テック銘柄を取り上げて記事にしてますので、これを機に是非フォローをお願いしますm(_ _)m


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