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Doordash(Dash):FY2021 3Q決算|Woltの買収で一気に世界展開へ!

この1年半、フードデリバリー需要が急激に高まったこともあり、急成長を遂げているアメリカNo.1のフードデリバリー会社Doordash(ドアダッシュ)

足元では経済再開とともに外出する人も増えて、コロナ禍ほどの成長率ではないものの依然として高い成長が続いています。

そして今回のWolt買収によって一気に世界展開の足掛かりを築き、更なる成長が期待されます。

今回はドアダッシュの2021年度第3四半期(7-9月)を解説していきたいと思います。

なお最近Youtubeも始めましたのでこちらも合わせてご覧ください!

1.2021年度第3四半期(7-9月)業績ハイライト

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2021年度第3四半期(7-9月)ドアダッシュの総取扱高は前年同期比44%増加となる$10.4b(約1.2兆円)、総注文数は47%増加し3.4億件

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売上高は前年同期比45%増加となる$1,275m(約1,500億円)、粗利益は42%増加となる665m(約700億円)と、経済再開に伴い人々が外出し始めてることで、昨年度と比べると成長率は鈍化しているものの、引き続き高い成長を遂げています。

2.決算説明会のハイライト(Woltの買収)

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そして今回の決算の目玉はなんといってもフィンランドの大手フードデリバリー会社Woltの買収です。まずはWoltの概要を見てきましょう。

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Woltの総取扱高は$2.5b(約2,800億円)、2021年第3四半期の総取扱高は前年同期比と比べて130%増加、月間の平均利用者数も250万人いるフィンランドのフードデリバリーサービスです。

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日本でも2020年3月からサービスを開始していますが、2014年の創業以降の2016年にはスウェーデンとエストニア、2017年にはデンマーク、ラトビア、リトアニア、2018年にはクロアチア、チェコ、ノルウェー、ハンガリー、ジョージア、イスラエル、ポーランド、2019年にはセルビア、ギリシャ、ソルベニア、ソルベキア、カザクスタン、2020年には日本に加えて、キプロス、マルタ、ドイツに進出し、現在は23ヵ国に展開しています。

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一方でドアダッシュが展開している地域はアメリカ、カナダ、オーストラリアの3ヵ国で、最近ようやく日本の仙台で実証実験を始めたばかり。今回の買収を通して、ドアダッシュは一気に世界展開を果たし、北米以外のマーケットへの足掛かりを築くことができます。

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またWoltが進出している地域において貢献利益をあげており、今回の買収によりドアダッシュの収益への貢献も期待されます。

今回の買収対価は$8.1b(約9,100億円)、その資金調達として新たに新株を206ドル/株で発行します。

統合は2022年上半期までかかる見込みとなるため、業績に反映されるのは2022年の下半期から、2社の統合により直近の総取扱高は$12.5(約1.5兆円)に拡大、調整後のEBITDAへのインパクトは0ー500mとのこと。

3.市場の反応

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今回の決算発表があった翌日11月10日、株価は20%近く上昇し、その翌日も上昇。2日間で約30%上昇するほど、市場は今回のWolt買収を好感

足元ではインフレ懸念から米国債金利も上昇し、来年以降の利上げ観測も急激に高まったことを受けて、ドアダッシュを含めたハイパーグロース株に対する風向きが厳しくなったことで株価が急落していますが、今回の買収によりアメリカ以外の地域における足掛かりを一気に築くため今後も成長が期待されます。
(11月26日 変異種オミクロンによりコロナ感染の再拡大に対する懸念が広がっており、株価が反転する可能性はがありますが、この記事執筆日11/28日においては不明)

4.最後に

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またこれからもGAFAMを中心とする米国や中国の高成長テック銘柄を取り上げて記事にしてますので、これを機に是非フォローをお願いしますm(_ _)m

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