【熱烈な兄 エピソードⅣ】
話は少しさかのぼる。
私が小学生、低学年のころのささやかな楽しみは、「貯金」であった。
貯金といっても、お年玉は母親が回収し、将来の私のために管理してくれていた。
毎日もらう、50円の小遣いを使わずに、学習の引出しにチャリンと貯め、
この小銭が500円になったら、母親に(当時は)500円札に両替してもらい、1,000円札が10枚になったら5千円札、そして長い年月をかけ、1万円(札)まで貯めたのであった。
感無量であった。
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