大山(伊勢原)に登ってきました。
つぎの仕事が13日からはじまるため、それまで事実上の無職生活に入ってしまっている。このため、少しでも有意義に時間を過ごしたいと思い、パワースポット的な場所を訪れてみようと思った。
それで向かったのが、大山(神奈川県伊勢原市)である。小田急伊勢原駅で、神奈中のバスに乗車、20分強くらいで大山ケーブル着。もっとも、バス停からケーブルの乗降口までは階段が続いており、ちょっと歩きます。
週末でカップル連れも多く、ずっとひとり身のわたしには孤独感からこたえるものがありました。
ケーブルを終点で降り、ちょっと歩けば神社(下殿)に到着。もっとも、最初は登山する気はなく、ケーブルで神社までいって少し休憩したらまたケーブルで下山するつもりだった。
しかし、いざ行ってみてどこか物足りなさを感じて、本殿がある頂上まで歩いてみよう、という気になった。ちょうど天候が悪くなりはじめ、満足な登山装備もないまま、山に登ることになったのだ…。たとえば、レインコートも替えの下着も持っていなかった。おかげで、かるく地獄をみることになりましたね。
この山の特徴として、切り立ったような急勾配が続くこと、道々が曲がりくねっているところがあった。ところどころに、ビニールシートで覆われた物置みたいなかたまりがあって、ちょっと気になりましたね。
わたしよりも若そうな20代くらいの連中が、途中で疲れてへばっているような光景を目にしたので、登山としてはちょっときつい山でしょう。高尾山よりも一段、難易度は高めかな。
登っている最中、霧が濃くなり、雨がぱらぱらと降りはじめるわ、風が強くなり、ちょっと恐くなってきたので引き返そうかなと何度か思った。しかし、一度山を上り始めると、途中でリタイアして引き返すタイミングがなかなか掴めないものです。これはけっこう、危険なところだと思う。結局、頂上までがんばって登ることになった。
濃霧による視界不良は、道をまちがえたり迷子になる危険性がある。また、雨や風、標高による気温の低下は、夏でも低体温症をまねく危険があり、油断できないところです。本当なら、登る前に、どういう状況になったら引き返すか、自分の中で明確な基準を持っておいたほうがいいのでしょう。
頂上で昼食をとり、下りもハイペースで下っていったけど、急勾配でごつごつした岩も多く、ちょっと危険を感じました。ほかの登山客をみてると、ほんとにゆっくり慎重に降りていましたね。ただわたしから見たら、自分の重力にしたがってすいすい降りたほうが楽でいいんじゃないか、とも思えます。
結局、懸念された転倒滑落による骨折などの事故もなく、無事に下山することができた。なんらかの天のご加護があったのでしょう。
ただし、少なくても4〜5回は足をすべらせてコケました。手をケガしないように手袋をつけたほうがいいかもしれない。また、翌日は筋肉痛がひどく、全身がだるい感じがしています。
7月に入ってからの不本意な無職生活。なにかをやり遂げた感じがして、結果的に行ってきたのはよかったのだと思う。
介護の単発派遣のバイトでも入れようかなとも思っていたけど、仕事がはじまれば嫌でも毎日出勤することになるので、単発で働くのはやめておくことにします。