社会人スポーツに参加してきた その2

先月に続いて、今回も2回目の参加となる。東京の品川や大田区で活動するNPO法人が主催するバレーボールの集まりである。

この団体は、“ド素人“と銘打って、参加の敷居を思いっきり低くしているのが特徴的である。ちなみに参加費用は1200円である。
 参加者の大半は10代後半〜20代という印象で、しかも常連でお互い顔見知りといった感じである。今回集まったのは、総勢20名くらいで、男女比はおよそ7:3といったところか。
 40すぎたおっさんのわたしには、必然的にその中で浮いてしまうわけで、かなりの居心地の悪さはある。かりにもっと年齢がずっと若かったとしても、この中に溶け込むのは簡単じゃないだろうと思う。それくらいテンションが高く、もうその場に慣れきってる感じの参加者が過半数なのだ。
 唯一の救いは、自分の体がまだそれなりに動くこと、運動神経はそれなりにいいことか。あとは、主催者のほうも慣れない参加者には気を遣ってくれて、そのおかげで助けられる部分も多かった

はじめは準備運動から始まり、バディを組んでのボールを使った練習、それからチームを決めての試合、という流れである。もっともガチではなく、終始リラックスしたゆるい感じで進行していく
 勝った負けたはあるにしても、チームスポーツで汗を流すと、すがすがしい気分にはなる。また、下手なりに前回参加したときよりも上達しているのが実感できて、それもうれしかった。
 社会思想家のエリック・ホッファーがむかし書いてたけど、「新しい技能を習得することは、精神療法よりも効果がある」と述べていた。

“有意義な人生とは学習する人生です。人間は、自分が誇りに思えるような技術の習得に身を捧げるべきです。技能療法の方が宗教的な癒しや精神医学よりも大事だと思います。”
 「エリック・ホッファー自伝」(作品社)

こうしたスポーツを通じた交流で、自分の技能が上達して、顔見知りが増えてコミュニケーションがしやすいくなれば、なおいいと思う。また月一くらいのペースで、定期的に参加しようかなと思っている。