介護士のおれが臨床看護の復習をする日々
遅番で出勤する前とかにちょっと時間があるため、「ビジュアル臨床看護技術」(照林社)という本をちょっとずつ読み進めている。
これは看護学校入学時に買わされて、その後必要に応じてパラパラとめくる程度で、ろくに読んだことはなかった。それを、看護師を辞めてもう何年もたつのに今頃になって読んでいるのだ。
まぁもっとも、病院の看護師に戻る気はまったくない。訪問看護もクリニックも一切興味はない。しかし、老人ホームなど介護の現場で働くなかで、「施設のナースだったらやってみようか」と今年の夏ごろから思うようになった。それで看護の復習をはじめてみようと思ったからだ。
この本の構成は、最初の方はスタンダードプリコーションとか基本的な感染予防について割かれている。それから看護技術(輸液、注射、酸素療法、ドレーン管理など)、そして介護技術(摂食嚥下、移乗移送、全身清拭、陰部洗浄など)から構成されている。
いま介護職として働いていることから、さきに介護技術のページを読み終わり、それから看護技術についての項目を読んでいるところである。
いまの介護の仕事は12月いっぱいで契約終了するつもりでいる。これは前々からかたく決めていたことで、いくら職場で「正社員にならないか」と繰り返し声を掛けられても自分の意思は変わらない。その後は看護派遣で施設ナースの仕事を探したいと考えている。
施設勤務だと看護技術も大して求められるわけではないが、本で学んだ知識がどこかで役に立てばいいと願ってます。