看護師への復職を、真剣に考えてみる
繰り返し記事のなかで述べてきたが、不眠症のためもう夜勤はできない、やらないつもりである。日勤だけで介護の仕事を続けていきたいと思っていたが、収入面で心もとないものがあるのも確かだ。
そこで考えるのは、施設ナースになれないか? ということだ。周知のように、老人ホームの看護職には夜勤はない。一部、老健と医療依存度の高い有料老人ホームは例外だろうが。それでも当初はべつにやってみたいとは思っていなかった。
しかし、ここで復職すればそれは自分の人生の選択肢を広げることになるのではないか。また、時給を較べてもいくらかアップするのではないか。それで検討することにして、看護の派遣会社に連絡をとってみることにした。
とはいえ、臨床経験が浅いのは確かだし、やめた後は介護の仕事をずっとやってきたからブランクもある。
たとえば、病棟で3年以上働いたか? と問われれば、その答えはノーだ。1年以上なら? 答えはイエスだ。2年以上でも、答えはイエスだ。ネット上では新卒看護師が数ヶ月で辞めたという話もよく聞くので、年単位で病棟にいたのなら、おれにもまだチャンスはあるのではないか?
しかし、当然不安はある。いきなり常勤になるのは敷居が高いので、まずは派遣で自分が続けていけそうか、探ってみたいと思っている。
よく「派遣さんは即戦力」ということばをよく聞くが、ちょっと違うと思う。常勤が不安だから、とりあえず派遣で働く、というほうが正確なのではないか。
いちばん心配なのは、スキルや経験よりも、セマい医務室の中のあの人間関係の方である。以前、介護常勤で特養で働いていたが、せっかく派遣ナースがきても、場を仕切ってるお局ナースとうまく合わなくて、何人も辞めていったことを憶えている。しかも、男がこの世界でやってくことの面倒くささ。
こればかりはどうしようもないんじゃないか? 女社会の中で図太くやっていくしかないんじゃないか。
看護師の復職といえば、ナースプラザが主催する「看護職員復職支援研修」といいうものがあり、興味がある。
日程をしらべると、3日連続で研修を受講することが求められるようで、ふだん働いてるのに3日間も休みをとって研修に参加なんかできないよ…と正直思う。もっと日程の融通をきかせてほしい、と切に願うものだ。
あとは、自分で看護の復習、勉強をはじめてみようと思っている。休日には看護系雑誌をたずさえて、図書館で自習しようかと思っている。