改造ペンの功罪
今回は、朝活書写で使っている、ダイソーの万年筆をうちに迎え入れたいきさつについて書きます。
前回noteに投稿した 朝活書写で再発見、昭和レトロ万年筆の魅力という記事に、一つ何の説明もなく、レトロでもレトロ風でもない、ダイソーの万年筆の書写を紛れ込ませていました。それに違和感を持たれた方もいらっしゃるかもしれません。
実は、この万年筆をうちに迎えたのには、ある事情があったのです。
それは、他の万年筆をみなおすきっかけにもなったできごとで、今から4年前の2017年のあるブームが関係していました。
その頃、この記事に書いてある、ダイソー万年筆の先を丸ペンに変えて、超細書きペンを作ろうという、遊びが流行って、私もまんまと乗っかってしまいました。
確かに、最初は面白く、「あー書ける書ける!」と、喜んで使ったのですが、日がたつにつれ、飽きて、使わず放置していたら、なんと丸ペン全体が錆びて、とても使えなくなってしまいました。
その時、下手なことをするもんじゃないな~と、反省し、わが家に眠っていた万年筆の存在を思い出したのです。うちにある万年筆のペン先に金がつかわれているのには訳があったんだね~と、改めて実感。今あるものを大事に使わなくちゃなあ!と思った次第です。
そして、残ったのがこれとこれです。
元々ついていたスペアインクと、なぜか捨てずにとっておいた元の万年筆のペン先…。
これらは日に日に何となく私の心に影を落としました。「これどうするの?」「ダイソーのインクはダイソーの万年筆にしか使えないし…」
そうして約3年、これらも放置したまま、この時見直した万年筆もまた奥にしまうで、また万年筆から離れることになりました。
きっかけはコロナ禍?
そして去年、コロナ禍で家時間が増え、二次創作漫画を多く描いたのがきっかけで、漫画のセリフ部分を書くのに、いいペンはないかな…と考えた時、
「スペアインクがあるし、ダイソーで万年筆また買って試してみようかな?」と思い、また購入した青い万年筆。結局、漫画のセリフ書きの定番にはなりませんでしたが、他に黒インクの万年筆がなかったのもあり、結構重宝に使うことになりました。
そしてペン先も、実は丸ペン軸で使えるとわかり、
今では特に白インクを扱うときに重宝しています。
私はあまりムダなものを増やすのが好きではないけど、簡単に物も捨てられない性格なので、ダイソーの青い万年筆をまた迎えるのにとても時間がかかりましたが、「青い平成ぼっちゃん」を破壊してしまった自分への戒めもこめて、これからもレトロ万年筆と共に「令和のぼっちゃん」を大事にしていこうと思っています。
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