今日のおすすめの一冊は、小林正観さんの『心がすーっと晴れていく言葉』(主婦の友社)です。その中から「おかげさまの心を忘れない」という題でブログを書きました。
本書の中に「いかに喜ばれる存在になるか」という心に響く文章がありました。
◆多くの人は、若いうちは「夢」や「希望」を持ち、自分のなりたい職業を見つけ、それに向かって進む。ただし、大多数が自分が望んだ仕事とはまったく違う仕事に就く。
また、なかには、学校を卒業した瞬間、自分の思いと違って、「父親が病気になってしまい、そのまま家業を継ぐようになった」とか、「母親の病気のため、家の近くの会社に勤めるざるをえなくなった」という人もいる。
どちらにせよ、自分が考えてきた夢や希望とは大幅に違う仕事に就く人が大多数だということだ。だから、人生の折り返し地点(40歳とか45歳とか)を過ぎなくても「頼まれごと」の人生は大事だということ。
与えられた仕事や、引き受けた家業をいかに面白くするか、そしてそのことによってどうやったら「人に喜んでもらえるのか」を考えるということ。自分に合った仕事をいつまでも探すのではなく、目の前の仕事に面白さを見つけるのだ。
これは、メーテルリンクの「青い鳥」と同じで、幸せはどこか遠くまで探しにくいくことではなく、自分の目の前の仕事や生活の中から見つけるということ。
執着やこだわりを捨て、「いかに喜ばれる存在になるか」に徹すること。すると、面白い風が吹いてくる。
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