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いつか必ず、その意味がわかるときがくる

今日のおすすめの一冊は、本田健氏の『落ち込んだときに勇気がでる49の言葉』(PHP文庫)です。その中から「人生に変化を起こそう」という題でブログを書きました。

本書の中に「いつか必ず、その意味がわかるときがくる」という心に響く文章がありました。

これまでの人生をふりかえって、すべての出来事に納得している人はごく少数です。 どちらかというと、「??」という感じで過去を振り返ることのほうが多いかもしれません。 それは、ポジティブな意味でもネガティブな意味でも同じです。

 「なぜ、うまくいかなかったのか?」 「どうしてあのタイミングで、助けてもらったのだろう?」 「何も努力していないのに、うまくいったのはどうして?」 そういった、疑問がいっぱい出てくるものです。 

けれども、そのほとんどの答えは、見つからないことが多いのです。 どちらかというと、意味がわかる、納得できることよりも、「なぜかよくわからない」ことのほうが多いものです。 プラスのことも、マイナスのことも、数ヵ月、1年、場合によっては、2、3年、あるいは10年以上経って、ハッと理解できることがあります。 

知り合いで、父親が事業に失敗して、3億円の借金を引き継いだ人がいました。 彼は、相続を放棄することもできましたが、父親が作った借金だからといって、自分が一生かけて払うと決めました。 その後、勤めていた会社を辞めて、父親の会社を経営することになりましたが、まったくの素人からはじめたので相当苦労したようです。 

でも、命がけでやったので、その借金をなんとか10年で完済することができました。 その後、同じ勢いで会社経営を続けたので、返した借金のぶんが今度はそのまま貯まっていき、たった数年で資産家になりました。

 一時は、借金を残した父を恨んだこともありましたが、10数年後、資産家になったことを考えると、今は感謝しかないと言います。 「父は借金を残したのではありません。情熱と本気と稼ぐ力を残してくれたんです」 とさわやかに語る彼の顔は輝いていました。 

私たちは、次が見えないとき、「これって、意味があるんだろうか?」と考えがちです。 そのときはわからないこともたくさんありますが、時が来れば、自ずとその意味がはっきりすることはけっこうあります。 

人生をもっと信頼することができれば、細かなことで悩む機会は減ります。 今の自分にはわからないけど、「今はこれがベストなんだ」とさえわかっていればいいのです。 

あなたも、「これって、どういう意味があるんだろう?」と考えはじめたときは、よくわからないけど、「そのうちわかる」と気軽にとらえ直しましょう。 そうすれば、それが感謝とともにわかるときが、やってきます。 

《すべてをいますぐに知ろうとは無理なこと。雪が解けてくれば見えてくる》(ゲーテ) 

◆生まれ変わりの理論に、「自分の人生の脚本は、生まれる前にすべて自分が書いた」というものがあります。 どんな両親のもとに生まれるか、どんな国や地方、家庭環境に生まれるかという、生まれる時の脚本。 

どんな学校に入り、どういうところに就職するとか、転職するとかいう、学校や仕事の脚本。 誰と結婚してどんな子供や家族を持つか、あるいは結婚しないという、結婚や家族の脚本。 どんな病気をするか、どんなトラブルに出会うか、困難に出会うかという、人生の脚本。 

それらの脚本はすべて、自分の魂を磨くため、人格を向上させるために自らが設定したハードル学びのための砥石(といし)と言ってもいい。 自分の身に起こるあらゆる出来事の意味…。 

「いつか必ず、その意味がわかるときがくる」と言う言葉を胸に刻みたい。

今日のブログはこちらから→人の心に灯をともす


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