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これからの地方芸能界について考察してみた。

これからの地方芸能界について。

俳優、タレント、モデル、などなど「自分」という媒体を使ってエンターテイメントを表現する我々にとって、

「売れる」という事はまず大きな「向かうべき方向」です。

それは沢山の人に知ってもらう「認知度」と、同じことなのでしょうか?

例えば、誰もが知っている「テレビ」という媒体。

ラジオという媒体や、新聞、雑誌、映画、という媒体。

この媒体たちの中でも、より沢山の人たちが目にするゴールデンタイムとか、朝の情報番組、お昼の番組や、みんなが知っている人気番組など。

そして、ドラマ。CM。「これ」に出ると売れたってこと!みたいな価値観が今も変わらず根付いています。現にそれらに出演する事で一気に認知度が上がりますからね♪

ただし、我々がなりたいのは「有名人」なのでしょうか?「芸能人」なのでしょうか?

「俳優」なのでしょうか?「タレント」なのでしょうか?「モデル」なのでしょうか?

「有名人」と「芸能人」と「俳優」や「タレント」や「アーティスト」って意識すると分けられるかもしれないけど、意識をしないと「ふわっと」同じ感覚になっちゃいませんか?

この何か知っているようで、実はその途中や過程が「ふわっと」してる感覚こそが戦後〜平成までの時代だったのかなぁと思うのです。戦後特有の意図的に管理された学校教育と同じく。

あれ、お寺と神社の違いってなんだっけ?みたいな。大晦日に除夜の鐘を鳴らして、元旦には初詣でおみくじ、バレンタイン、七夕、ハロウィン、クリスマスいぇ〜い♪♪みたいな。

ん?何の話?つまり、僕らは芸能界について、成り立ち、歴史などをあまり知る事なく、テレビやネットからの情報のみで、何となく「ふわっと」知っている気になってます。

視聴者さんは。

そして、その芸能界を目指す人たちも、同じ「ふわっと」した知識量と熱量で、夢を追います。

全然悪い事じゃないです!否定しているわけではないです。全力で応援しています。

大きな価値観の一つに「夢を諦めやすい」って事があると思います。言い訳が最初から国民に用意されているんです。

「芸能界に入るなんてやめときな」「成功する人なんて一握りなんだよ」

「東京には危険がいっぱいだよ」「若いうちじゃないと無理」

みたいな、何故かみんなが納得しちゃう言い訳がすでにデフォルトで用意されているんです。

時代の構造が、当時はそうだったんですね、きっと。

昭和の価値観のままなんです。

東京に行けば、勢いのある企業があって、仕事があって、人が集まり、高度経済成長の中で沢山の「勢い」や「夢」があったんでしょう。テレビも地方ではなく、「東京発信」だったんです。

そう。発信場所が東京のみだったんです。その後、規模の大きな番組や作品が生まれる事で、その発信場所にスターが生まれる事になりました。そして、新たなスターを生んで稼ぎたい人。新たなスターになりたい人が更に集まるようになり、絶対数が増えていきました。トップスター、スター、有名人、仕事はしてるけど有名じゃない人、そうじゃない人。

テレビ局の数が決まっていて、1日の番組数、放送時間も限りがありますので、どうしてもその時に出演出来る人の数に限りが出ます。ここで、今の芸能界の「ふわっと」が完成したんです。

現役で売れている人には限りがあって、新しいスターが生まれてるという事は、誰かがもう出演していないという事です。

流行り廃りが生まれました。その中で、10年、20年、30年と出演し続けられる人も居れば、一発屋と呼ばれ、芸能界を去っていく人も居ます。

でも、時代は代わり、みんながテレビを観るわけでもなくなり、「東京発信」だけではなくなり、

どこからでも「個人発信」出来る時代になってきました。

もちろんまだ、テレビはすごい認知度を持っていて、◯◯のCMに出たらすごい!みたいな価値観もまだまだ残っています。

タレントプロフィールもそうです。昔はそれが紙媒体だったので、タレントのプロフィールというのはA4用紙サイズだったり、B5サイズだったりしましたね。

クライアントさんが選ぶ手段が目の前にある「紙のプロフィール」だったからです。郵送して、それを見てもらうというものでした。

時代が進み、メールでプロフィールを送り、それをプリントアウトしてクライアントが見るようになりました。切手代が節約出来るようになりました。

更に進み、今はペーパーレスの時代。プリントアウトもしません。

パソコン、タブレット、スマホの中でプロフィールを見ます。そうなると、プリントアウト用のデザインじゃなくていいんです。

動画だって再生出来ますし。そして、そもそもクライアント(選ぶ側)は何を見て選んでいるのかが大事になってきます。

この時代のタレントプロフィール(コンポジット、タレントリスト等と呼ばれる)の新たな価値観、デザインを思い付いた人にはそれなりの恩恵がありそう!(誰か一緒に考えませんか?)

オーディションもそうです。その場に行ってオーディションから、映像データオーディションになりました。これからの時代は更にどうなっていくか。

時代が変わっていく事によって、芸能界も変わっていくはずなんです、本当は。タレントプロフィールもオーディションも。

今。その真っ只中に居ます。ちょっと遅いんです。芸能界は、他の業界はどんどん進化していってるのに。

今後も山崎はこれからの芸能界、地方芸能界について考えて、実践していこうと思います。

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山崎大昇
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