アイドルの引退に思うこと
先日、大阪を拠点とするアイドル「Quubi」のライブに行ってきました。
この日はオーディエンスのオタクたちも、もちろん演者も特別な一日だったことでしょう。
と言うのも、メンバーの一人である「鈴猫りさ」のラストライブでした。
ツアーファイナルであり、引退のラストライブ。
そりゃあファンは何が何でも来るでしょうよ。現に行ったしさ。
彼女に対しての印象は、「とにかく歌が上手い」この一言。
初めてQuubiのライブを見たときに、強く印象に残ったのはこれ。
歌唱テクニックについては、少なくともメンバーの中では頭一つ以上抜けている感じ。
アイドルと言うより一人のシンガーとして見ていたくらいには、「歌が上手い」メンバーだと認識している。
そんなメンバーが、この日のライブを最後に事務所を退所、引退してしまうのだ。
コロナ禍以降のガイドライン適用のライブはQuubiでは初めてだったけど、まあ何というかとても楽しめる空間でした。
上の動画でなんとなく察していただけると幸いですが、みんな飛ぶ飛ぶ。
何人リフトしたか覚えてはいませんが、数日筋肉痛が抜けなかったので相当数挙げたんでしょうね。
ライブ自体は終始和やかでしたが、最後の鈴猫りさからのメッセージ。
周りからはすすり泣く声も聞こえてくるし、なんなら隣のファンはボロ泣きしてたし、「あぁ、本当に最後なんだなぁ」と感じる瞬間もあり。
締めくくりとしてとても素晴らしいライブだったように思えました。
ごく個人的には。
「引退」と言うのは、しばしの間のお別れだと思っています。
当然寂しいし、特に推していたメンバーのそれであれば喪失感は大きい。
ただね、引退したとて戻ってきちゃうんだよ。プロレスでは。
何人のプロレスラーが引退して復帰しているのやら。
今年の1.4では怨念坊主こと飯塚高史が(復帰ではないだろうけれど)第0試合に登場してたし、それこそ大仁田厚なんて何回引退してるんだって話だし。それと同様で、武藤敬司もどこかでひょっこりまたリングに上がってくるだろうよ。おそらく2年以内には。
長いことプロレスファンやってて拗らせると、「引退」ってのはその程度のものだと思ってしまう節があって。だからこそ「しばしの間のお別れ」なのです。
勿論アイドルの世界とプロレスの世界は違うので、本当に表舞台からいなくなってしまうのかもしれない。もしかしたらまた違う名前で別のアイドルグループで活動するのかもしれない。
アイドル界隈のことは分からないので、そういうことがあるのかもわからないけども。
ただもしかしたらこの先どこかで歌っている姿を見かけられたらいいな、とは思うし、そうなっていることを願うばかりだ。
今はひとまず、お疲れ様でした。
そしてアイドル現場につきものの特典会。
当然のことなんだろうけれど、鈴猫りさの列めっちゃ並んでる。
本当に最後だから当たり前なんだけど。
まあ、私は並んでないんですけどね。
勿論Quubiの楽曲は好きだしかっこいいんだけど、
単純に村上華花の顔ファンですので。。